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死霊(しりょう)どもがワラワラと。
相場料金(500円)を。
堕魔死神
謙虚さの欠片もない
図々しい
)
リボンでバレバレです。




次号です。
クシャミは出るわ、鼻水はズビズビだわ、頭はボ~~~ッとするわで散々です。
サンデーを購入したものの、
スーパーに忘れてきちゃいました。
ボケてる
)
記事もお預けです。
楽しみにして下さってる方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。

拍手を贈って下さった方々に
御礼申し上げます。
何時も励まされてます。
手を付けました。
600字ほどです。
頑張ります。


※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
宙に浮かぶ生首めがけて突っ込んでいく殺生丸。
有象無象の触手が愚息を搦(から)め捕(と)らんと一斉に蠢(うごめ)き出す。
それらを躱(かわ)し生首の近くに辿り着いた殺生丸が思いもかけない行動を取った。
天生牙を抜いたのだ。
冥道残月破を鉄砕牙に譲った今、天生牙に攻撃能力はない。
有るとすれば、それは、あの世の者を斬る能力(ちから)。
そうか、あの生首の男、この世の者ではないのだな。
殺生丸が天生牙で虚空を斬り裂いた。
オオッ、現われたのは憎悪に燃える巨大な顔。
天生牙に斬られて左目が傷付いている。
あれこそが生首の本体なのだろう。
すると、あ奴は生身((なまみ)を持たぬ悪霊なのだな。
だからなのか、操っている体が、どんなに破損しようと些(いささ)かも堪(こた)えなかったのは。
尚も悪霊を天生牙で攻撃しようとする殺生丸。
だが、敵は、それを阻(はば)もうと触手で即席の防御壁を作り出す。
分厚い防御に攻撃を弾(はじ)かれる殺生丸。
天生牙に現世のモノは斬れない。
悪霊は瞬時に天生牙の弱点を見破り手を打ってきた。
グゥッ、前と後から、極太の触手が、妖鎧を打(ぶ)ち破って殺生丸の胴体を串刺しに!
「ヒッ、若様!」
「殺生丸さまっ!」
松尾がこらえ切れずに小さな悲鳴を漏(も)らす。
権佐も信じられぬとばかりに声を上げる。
我ら化け犬一族は心の臓を傷つけられぬ限り、命に別状はない。
だが、如何に強靭な体力を有する化け犬といえど、あれほどの重傷を負って平気なはずがない。
殺生丸を串刺しにした二本の触手に加えて他の触手がグルグルと覆(おお)い被(かぶ)さるように巻きつき、完全に殺生丸の姿が見えなくなってしまった。
兄の惨状に堪(たま)らず半妖が飛び出し、猫又に跨(またが)って悪霊の生首を両断する。
半妖は飛べぬからな。
そのまま半妖は猫又から触手の塊(かたまり)の上に跳び下りた。
怒り狂って鉄砕牙で触手を斬りまくる半妖。
そうこうする内に切断された悪霊の生首が修復され元に戻った。
何とも憎々しい、その表情。
悪意に満ちた嘲(あざけ)りの言葉が鏡のこちら側にいる我々にまで聞こえてきそうだ。
触手が半妖を捉(とら)えた。
このまま兄弟揃って悪霊の餌食になってしまうのか。
そう思った次の瞬間、光が!
殺生丸を覆いつくしていた触手の塊(かたまり)の中から強烈な光が溢れ出した。
稲妻のように眩しい光が触手を切り裂いて四方に八方に拡がっていく。
破壊された触手の中から現われたのは・・・殺生丸!
妖鎧には二ヶ所も穴が開き毛皮は焼け焦げ着物の両袖は肩の辺りまで千切れている。
当然、右腕はむき出しで天生牙を握り締め、残骸の中、仁王立ちしておるわ。
惨憺(さんたん)たる有り様だな、殺生丸。
だが、とにもかくにも生きておる。
ホゥッ・・・思わず知らず小さな安堵の溜め息が漏れたわ。
よもや、我が息子が、こんなことで死ぬとは思わなんだが、流石にヤキモキさせられた。
あれは何だ!?
半妖に左腕を斬り落とされて殺生丸は隻腕だったはず。
その失われたはずの左腕部分から激しく放電しているではないか。
バチバチと空中に走る電光の凄まじさ。
本当に音が聞こえるような錯覚を起こしそうだ。
ムッ、悪霊の後方に見覚えのある黒雲が出現した。
三つ目の妖牛に跨(またが)る惚(とぼ)けた顔の刀鍛治。
そうか、刀々斎のお出ましか。
ならば、あれは・・・・。
「松尾、権佐、よく見ておけ。いよいよ現われるぞ、殺生丸の刀、爆砕牙が!」
“遠見の鏡”から目を離すことなく狗姫(いぬき)は声を張り上げた。
上方から触手が四本、殺生丸を狙って今にも振り下ろされようとしている。
刀々斎が駆け付けてきたことに殺生丸も気付いたらしい。
殺生丸が無かったはずの左腕を鋭く振るった。
闇を切り裂く雷光のような輝きと共に凄まじい衝撃が殺生丸を狙っていた触手に走る。
眩しい光の中、浮かび上がってきたのは細身の刀を握った殺生丸の左腕。
刀身と柄をビッシリと覆い尽くす雷紋が刀の性質を物語る。
“爆砕牙”その名の通り爆発的な破壊力を秘めた殺生丸の刀。
殺生丸本人さえ知らなかった殺生丸の中に隠されてきた刀。
その破壊力の余りの凄まじさに父である闘牙が封印した刀。
殺生丸自身に、爆砕牙を振るうに相応しい器量が、大妖怪としての度量が生じるまで、存在その物が秘匿(ひとく)されてきた究極の破壊力を有する刀、爆砕牙。
その秘刀が、遂に失われた左腕とともに現われたのだ。
「長かったな、殺生丸・・・もう現われないのかと思ったぞ」
「御方さま・・・おっ、おめでとうございます」
松尾が目を潤ませながら寿(ことほ)ぎを口にする。
「私からも・・・おめでとうございます」
権佐も感極まったのか上擦(うわず)る声で祝いの言葉を述べ頭を下げる。
「喜ぶのは、まだ早い。殺生丸は、まだ、あの悪霊を倒しておらんぞ」
そうだ、爆砕牙の出現を祝うには、まだ早い。
あの悪霊を倒さねばな。
爆砕牙の攻撃を受け浮力を失って地に叩きつけられる触手。
すると新たな妖怪どもが触手の残骸を取り込んで新たに合体しようとし始めた。
またしても融合して新たな触手が出現するのか?
何っ! 何が起きているのだ!?
信じがたい現象が繰り広げられていた。
残骸を取り込んだ妖怪どもが悉(ことごと)く破壊されていく。
文字通り完全に塵(ちり)となるまで。
そうか、爆砕牙は一度(ひとたぶ)振るえば攻撃対象を再生不能なまでに破壊する。
更に、爆砕牙の攻撃を受けた残骸を取り込めば無傷の敵までもが同様に破壊されるのだ。
何という怖るべき破壊属性を持った刀だ。
まるで神の怒りその物ではないか。
闘牙が厳重に封印するはずだな。
あんな刀を以前の非情な殺生丸が持ったら破壊王にしかなれなかっただろう。
悪霊の生首を殺生丸が爆砕牙で斬り捨てた。
だが、本体は逃げおおせたようだ。
『愚息行状観察日記⑱=御母堂さま=』に続く
chihiroさまへ
新作状況
| 第20話 | 「四魂の玉が完成する時」 |
| 脚本:隅沢克之/絵コンテ:こだま兼嗣/演出:古田丈司/作画監督:前澤弘美、橘佳良 | |
| 第21話 | 「奈落の体内へ」 |
| 脚本:高橋哲子/絵コンテ:加瀬充子/演出:鳥羽聡/作画監督:佐久間信一、斎藤佑 | |
| 第22話 | 「奈落 闇の罠」 |
| 脚本:隅沢克之/絵コンテ:佐藤真人/演出:佐藤照雄/作画監督:戸部敦夫 | |
| 第23話 | 「奈落 光の罠」 |
| 脚本:隅沢克之/絵コンテ:こだま兼嗣/演出:鳥羽聡/作画監督:佐久間信一、斎藤佑 | |
※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
突如、鮮やかな紅(くれない)の衣が翻(ひるがえ)った。
次の瞬間、懐かしい幅広の刃(やいば)が男の絡みつくような触手を断ち切っていた。
鉄砕牙、今は亡き夫、闘牙の牙から打ち出された刀。
それを軽々と振るう生意気そうな顔の小童(こわっぱ)。
殺生丸と同じ白銀の髪、金色の瞳が両者の血の繫がりをマザマザと見せつける。
「御方さま、あの火鼠(ひねずみ)の衣は・・・」
松尾が声を発する。
「そうだ、松尾。あの半妖の小童(こわっぱ)が殺生丸の弟、闘牙のもう一人の息子、『犬夜叉』だ」
兄を助けに来たのか、半妖。
半妖の仲間、人間どもも駈け付けてきたな。
相対する兄弟、だが、殺生丸は半妖の弟に助けられたのが不満のようだ。
フム、気合で腕の傷を塞(ふさ)ぐか。
ムッ、殺生丸の目が赤くなった。
変化する積りだな。
そこまで追い詰められているのか。
殺生丸が右腕で攻撃すると見せかけ、一気に巨大な化け犬の本性を顕(あらわ)にしおった。
そして、そのまま男の頭部を喰いちぎった。
当然、これで男は絶命すると誰もが思っただろう。
だが、男の体からは見るだに濃厚な瘴気が溢れだし周囲に充満する。
あの瘴気の濃度、到底、か弱い人間どもの身では耐えられまい。
やはりな、人間達が堪(たま)らず空中に逃げ出した。
法師は気絶した小僧を連れ小娘とともに双頭竜に騎乗。
女退治屋は同じく気絶した巫女を乗せ子狐妖怪と一緒に猫又に。
首を捥(も)がれた体から何本もの極太の触手が生えてきた。
通常ならば殺生丸に首を噛みちぎられた時点で男は死んでいる筈。
にも拘(かかわ)らず、三白眼の男は生首だけで生きて今も何か喋っているらしい。
化け犬に変化した殺生丸の口中に銜(くわ)えられたままの状態でな。
クッ、音声が拾えないのが悔やまれてならぬわ。
それにしても実に不気味な存在だな。
あ奴には痛覚が無いのか。
殺生丸の牙が顔に喰い込んでいるというのに。
薄気味の悪い笑みが貼りついたように消えない。
極太の触手が何本も大挙して半妖に襲いかかる。
宝仙鬼から譲り受けた金剛槍破で迎え撃つ半妖。
しかし、金剛石の槍は標的を貫くことなく虚空に飛び散った。
不気味な触手だらけの体は宙に浮かび半妖の攻撃をやり過ごしたのだ。
そのまま触手は覆いかぶさるように化け犬の殺生丸に巻きつきギリギリと締め上げている。
銜(くわえ)えられていた生首までもが変化し触手が生え出した。
今しも殺生丸の牙から逃れ口から這い出ようとしておる。
獲物を離すまいと殺生丸がグッと力を込めて噛みしめる。
だが、殺生丸の牙が、どれほど深く喰い込もうと、生首は一向に痛痒(つうよう)を感じておらぬようだ。
あの男、本当に生き物なのか?
触手に締め付けられる兄を助けようと半妖が鉄砕牙を振るおうとする。
しかし、あの生首が殺生丸に絡みついておっては手も足も出せぬ。
チッ、一難去って、また一難か。
奴め、このまま殺生丸を絞め殺す気だな。
殺生丸に巻きついた触手が更に数を増し完全に愚息を覆いつくしてしまった。
殺(や)られたか!?
イヤ、そうではない。
流石に形勢不利と見て取ったのだろう。
変化を解いた殺生丸が人型に戻り、辛(から)くも触手地獄から脱出した。
フゥッ、冷や冷やさせおるわ、頑固者め。
松尾も権佐もハラハラしながら状況を見守っておる。
だが、こうまで追い込まれながらも、殺生丸は、やはり殺生丸だった。
退(ひ)く気など一切皆無。
またしても触手だらけの化け物に向かっていきおる。
爪で触手を薙ぎ払えるだけ薙ぎ払うが、如何せん、数が多過ぎる。
それ見たことか、アッという間に触手に絡め取られかけた。
半妖が、それを見て急いで触手を斬り落とし兄に助太刀する。
ムッ、鉄砕牙の刃の色が黒く変わった。
遂に出すのか、半妖、殺生丸から譲り受けた冥道残月破を。
だが、『敵も然(さ)る者、ひっかくもの』ぞ、半妖の行動に即座に対応してきた。
瞬時に自(みずか)らの操る体を四方八方に分散させたのだ。
あれでは冥道残月破は撃てん。
仮に撃ったとしても殆ど効果がない。
不味いな、このままでは各個撃破するしか道がないではないか。
そんな状況下にあって殺生丸が動いた。
まず小娘が乗っている双頭竜を狙った触手を爪で薙ぎ払った。
フム、やはり、そなたの姫を庇(かば)うか、殺生丸。
その上で先陣を切って飛散した妖怪の体を突っ切り、人間どもを一箇所に寄り集めさせた。
成る程な、これならば同士討ちはない。
次はどう動くのかと思ったら、何と、殺生丸の奴、そのまま空中に浮かぶ生首に突っ込んでいくではないか。
無謀だ、殺生丸、あの男にはそなたの爪も毒も利かん。
見す見す死にに行くようなものだ! 戻れっ! 殺生丸!!
『愚息行状観察日記⑰=御母堂さま=』に続く