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感謝
感謝
にございます。
新作状況
新作に
励んでました。
1800字ほど。
あたり公開できそうです。
※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
狗姫(いぬき)の言葉に権佐と松尾の両名が反応した。
「では、やっと・・・」
「若さまの悲願が・・・」
両者の言葉に狗姫が頷き言葉を繋いだ。
「とはいえ、何時、現われるのかは、まだ判らん。だから、この“遠見の鏡”でズッと探っておるのだが。どうやら殺生丸が冥道残月破を失ったことは瞬(またた)く間に妖怪どもに知れ渡ったらしい。『悪事、千里を走る』とは良く云ったものだな。ここ数日、功名心に駆られた雑魚どもが引っ切り無しに挑んできよるわ。愚息の命と小僧の四魂の欠片を狙ってな。宛(あたか)も死骸に集(たか)る蝿(はえ)のようだ。煩いことよ」
掛け布を取り払い“遠見の鏡”を覗いた狗姫が声を上げた。
「何だ、こ奴は!?」
権佐と松尾も“遠見の鏡”を覗き込んだ。
鏡の中、殺生丸と男が対峙している。
奇妙な感じを与える男である。
容貌は、まず腰まである長い白髪、頬には一筋の妖線、何本もの妖線が走る腕、赤い瞳。
そして、何より三白眼から発散される強烈な悪意が見る者をしてたじろがせる。
見た目は人型であるが、右腕は三本の大きな鎌のような形状に変化した触手。
明らかに妖怪である。
三白眼の男の鎌状の触手が伸びてきた、瞬時に。
殺生丸の後方に控えていた人間の小僧を目掛けて。
小僧は双頭竜に飛び乗り、乗っていた小娘ともども空中に逃げ難(なん)を逃(のが)れた。
更に小僧を狙おうする男に殺生丸が挑みかかる。
岩をも砕く爪を武器にして。
だが、俊敏さを誇る殺生丸の攻撃さえ軽く躱(かわ)す三白眼の男。
それだけではない、隙を見て殺生丸の妖鎧に触手で穴を開けたではないか。
物音が、一切、伝わらないので何を云っているのかはサッパリ判らないが、あの男の様子、明らかに殺生丸を(あざけ)っておる。
この手の挑発に殺生丸が黙っているはずがない。
案の定、殺生丸は鎌状の触手を爪で薙ぎ払って懐に飛び込み男の胸元深く右手を突き入れた。
ヨシッ、これで三白眼の男は仕留めた。
心の臓を抉(えぐ)った上に殺生丸の毒を流し込めば如何なる敵といえども一溜(ひとた)まりも・・・。
何とっ!?
あの男、胸元を貫かれているというのに苦しそうな顔ひとつ見せん。
それどころか薄気味悪い笑みさえ浮かべておるではないか。
ムッ、三白眼の男の両腕が変化した!
片腕が三本、両腕にして六本もの鎌状の触手に。
六本の鎌が蟷螂(かまきり)のように殺生丸を挟(はさ)み千切り殺そうと狙う。
フゥッ、間一髪、逃れたぞ。
だが、殺生丸の右腕が焼け爛(ただ)れているではないか。
三白眼の男の胸元深く埋(うず)められていた右腕。
本来なら殺生丸の猛毒に侵されて奴は内部から溶け落ちるはず。
にも拘(かかわ)らず、三白眼の男は溶けるどころか逆に殺生丸の右腕に損傷を与えた。
ということは・・・あの男の毒の方が殺生丸の毒よりも強いというのか。
この眼で見たのでなければ信じられなかっただろうな。
妖界でも屈指の毒性を誇る化け犬が毒負けするなど。
一体、あ奴は何者なのだ?
またも鎌状の触手が殺生丸を襲う。
右肩を覆う毛皮が大きく抉(えぐ)られ焼け焦げた。
奴の狙いは殺生丸の右腕だな。
殺生丸は隻腕だ。
右腕さえ封じてしまえば戦闘能力を失う。
主(あるじ)の危機を見かねたのか人間の小僧が空中から三白眼の男に攻撃を仕掛けた。
小僧が投げた鎖鎌が男の頭にめり込む。
しかし、三白眼の男は痛みを感じておらぬのか。
全く意にも介さんようだ。
寧(むし)ろ、顔の周(まわ)りに飛び交う小虫風情(こむしふぜい)にしか感じておらぬだろう。
小僧、何をする気だ?
無謀にも小僧が双頭竜から跳び下りおった。
何か勝算でもあるのか。
あれでは三白眼の男の格好の餌食(えじき)になるだけではないか。
鎌状の触手が伸びて小僧の項(うなじ)付近に突き刺さった。
大方、四魂の欠片とやらが埋め込まれている場所だろう。
邪気にやられたのか。
小僧がガクリと項垂(うなだ)れた。
チッ、小僧め、余計な真似をしおって。
小僧を救う為に殺生丸が動けば否応(いやおう)なく隙が生じる。
そこに敵が乗じてくる。
アアッ、言わぬことではない。
小僧に伸ばした殺生丸の右腕が串刺しに!
「若さまっ!」
「殺生丸さまっ!」
両脇の松尾と権佐が悲鳴のような声を上げる。
無理もない。
あ奴が、こうまで追い込まれるところなど今まで一度も見たことが無いからな。
無残だな、三本もの触手が右腕に突き刺さっている。
それにしても、あの三白眼の男の体は、どうなっているのだ?
触手が見る間に大きく拡がっていくではないか。
まるで体内に何体もの妖怪を隠し持っているかのようだ。
通常の妖怪では有り得ぬことだ。
この危機的状況を、どう乗り切る、殺生丸!?
『愚息行状観察日記⑯=御母堂さま=』に続く
有難うございます。
いつも元気をもらってます。
コメントを贈って下さった雀さまへ





公開しますので今しばらくお待ち下さいね。
40巻の第4話『平和な食卓』のアレンジです。
53巻の第2話『人生の一大事』を持ってくる処なのでしょうが、これは、前回の放送で使用済み。
解説記事を参照してみて下さい)
53巻の第3話の内容に入ります。
楽しいです。
何て健気なんだ
)





フルカラー映像+音声で見ると迫力満点ですね。
1500字ほどになりました。
発売日だから。


感想記事を入れる予定です。
アニメを視て感想を書きたいので。
新作を入れよっかなと考えてます。
2月8日に拍手を贈って下さった方々に感謝致します。
有難うございます。拍手は何時も『やる気』の素です。
感謝、感謝にございます。grazie(グラッチェ《イタリア語》=thanks)


を見まくりWeb小説
を読みまくってました。
現在900字ほどです。
※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
頷(うなず)いた松尾と権佐に向かい狗姫は話を続けた。
「とまあ、以上が、先日、この城を殺生丸が訪問した際の事の顛末(てんまつ)だ」
「それで御方さまは暇を見つけては“遠見の鏡”で若さまの動向を探っていらっしゃったのですね」
松尾が空かさず狗姫の行動を指摘した。
「まあな、この二百年、これといった動きがなかった殺生丸が、やっと本格的に動き出し始めたのだ。物事は、一旦、動き出すと坂から石が転げ落ちるように次々と動き出す。これは目が離せぬと、ここ最近、愚息の行動を覗いておったのよ。さすれば、この城を辞去した直後、今度は死に損(ぞこ)ないの死神鬼が、殺生丸に絡んできおったわ。大方、闘牙への怨みを息子である殺生丸に向けて晴らす積りだったのだろうが、お門違いも甚(はなは)だしい。死神鬼め、殺生丸を甚振(いたぶ)る為だろう。天生牙が鉄砕牙から切り離された刀だと暴露しおったわ。お陰で殺生丸が闘牙の真の意図に気付いてしまった。冥道残月破を完成させた上で天生牙を鉄砕牙に吸収させるという、アレに取っては屈辱的な目論見をな」
「若さまは、さぞかし憤(いきどお)っておられましたでしょうなあ」
「まあな、松尾。アレの矜持は昔から高すぎる程に高かったからな」
「それで、御方さま、殺生丸さまは、その事実を知って、どう決断されたのでしょうか」
「権佐よ、アレの気性を熟知しておるそなたなら、殺生丸が、どうしたか予測がつくであろう」
「ということは、冥道残月破ごと、そっくりそのまま弟御に天生牙を・・・」
「その通りだ。いずれ手離さねばならぬモノなら、もう一時も手許に置きたくなかったのであろう。例え、それが、どれ程の辛苦の果てに会得した技であろうと・・・な」
「当代さまは、文字通り、苦渋の決断をされたのですな」
「誰よりも誇り高い若さまらしゅうございます」
権佐と松尾が、各々(おのおの)感じたままを言葉にする。
両名とも殺生丸が幼い頃から仕えてきた生え抜きの家臣である。
その分、殺生丸に対する思い入れも強い。
「それでな、とどのつまり、冥道残月破は半妖の弟が持つ鉄砕牙に吸収された。だが、何故か、不思議なことに天生牙は鉄砕牙に吸収されず“癒やしの刀”として残ったのだ。まあ、それは別に構わん。問題は、殺生丸に絡んできた妙な男の事だ。そなた達も“遠見の鏡”で見たであろう、あの若衆侍。彼奴の敵とも味方ともつかぬ態度。それが気になって権佐に調べさせたのだ」
「御方さま、あの者は“夢幻の白夜”と申しまして奈落の手の者にございます」
「それは真か、権佐」
「ハイ、しかも、“夢幻の白夜”は奈落の分身にございました」
「分身とな?」
「ハッ、先程も御説明申し上げたように奈落は数多の妖怪どもの融合体。次から次へと妖怪を喰らい己が身に取り込んでは力を増幅させてきました。それが、先頃、ほぼ完成に近い四魂の玉を手に入れてからは、今度は分身を生み出すことまで出来るようになったのです。とはいえ、これまで生み出された分身は大半が犬夜叉殿に倒され、残りは奈落に殺されるか吸収されたりしました。今現在、残っているのは“夢幻の白夜”のみです」
権佐の話に疑問を感じた狗姫が口を挟む。
「権佐よ、奈落の分身を半妖が倒すのは判るが、何故、奈落が己の分身を?」
「分身だからこそでございましょう。奈落は猜疑心が強く誰であろうと容易に信用しません。そして、非常に用心深い。おまけに、この上なく奸智に長(た)けております。犬夜叉殿の例を見れば判るように一筋縄ではいきません。二重・三重の罠を張るという怖ろしく巧妙な手口を駆使します。策を弄し他者を陥れることを何とも思わぬ輩なのです。弱者を嘲笑い強者に阿(おもね)り、裏切りを常とする、それが奈落です。そうした奈落の気質を色濃く受け継いでいる分身です。相手が何者であろうと隙あらば何時なりと襲いかかってきましょう。本体だけは裏切らないという保証がどこにありましょうか。奈落自身が、その危険性を、誰よりも知り抜いているはずです」
「成る程な。では奈落なる輩(やから)は殺生丸を使って半妖を殺させる積りだったのだな。イヤ、下手をすると殺生丸もろとも兄弟の相討ちさえも企(たくら)んでおったのだろう」
「「何とっ!?」」
権佐と松尾の両名が衝撃を受け驚きの声を発した。
「半妖と闘う前に、奈落の分身である、その“夢幻の白夜”とやらが殺生丸に妙な鏡の欠片を渡しおったのだ。当然、奈落の差し金だろう。その鏡の欠片はな、敵の妖力を、そうさな、まるで鏡に映したかの如く奪い取ることが出来るのだ。その欠片を纏(まと)った天生牙は半妖の持つ鉄砕牙と見た目は全く同じに変化した。無論、鉄砕牙の技ごと奪ってな。兄弟同士の争いを見かねた者達が必死に闘いを止めさせようとしたのだが、そこへ、その若衆侍、奈落の分身が現われてな。頼みもせぬのに殺生丸と半妖を異次元に移動させたのだ。兄弟で殺し合わせる為にな。だが、事は奈落の思惑通りには運ばなかった。殺生丸は半妖を殺さず冥道残月破は首尾よく鉄砕牙に吸収された。全て闘牙の望んだままにな。後は、あの刀が出現するのを待つばかりよ」
『愚息行状観察日記⑮=御母堂さま=』に続く

拍手を贈って下さった方々に御礼申し上げます。

『愚息日記』の⑭を公開する予定です。
拍手を贈って下さった方々に御礼申し上げます。
有難うございます。感謝、感謝です。
二月(如月)に入りました。
風邪をひかないよう体調にご留意下さい。
※コメントを贈って下さった?さまに感謝します。
有難うございます。疑問が解消されて気分スッキリです。
拍手を贈って下さった方々に
感謝致します。
