[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
新作爆弾、投下します






メイドをしてくれます。
老淑女のカフェに行ってみたいです。
眼鏡使用です。
キリッとした女史のメイドも素敵。
眼鏡です。
と思いました。
マウスの調子が悪くて困ってました。
ピタッと
治まらないんです。
ぶれまくって操作しづらいったらないです。
切り取りや
貼り付けが
どんだけ
やり辛かったことか

マウスに
変えてもらいました。
バッチリです。

お陰で【やる気】がチャージできました。

※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
ヒュルル~~~~カサッ・・
ヒュ~~~~カサカサ・・・
風に落ち葉が舞う。
冬が近いせいだろう。
吹き付ける風が冷たい。
日が落ちた今は尚更だ。
邪見は人頭杖を右手に前を行く主を追って足早に歩いていた。
今から向かう先は西国城下の下町。
賑(にぎ)やかな表通りとは違い殆ど誰も通らない寂れた場所。
そんな裏通りの一角にある家を主従は目指していた。
見つかったのは、こじんまりとした古い小さな家だった。
だが、キチンと掃除されているのだろう。
こざっぱりとして清潔そうな感じだ。
邪見は教えられた通りに小さな家の扉を叩いた。
「ご免下され、方斎殿、ご在宅か」
ギィ~~扉が開いた。
ギョロリとした丸い大きな目が覗(のぞ)く。
少し警戒気味に小柄な方士が尋ねる。
「どなたかな、ホッ、こんな夜更(よふ)けに」
ズイと殺生丸が前に乗り出し口を開いた。
「貴様が方士の方斎か」
殺生丸の形(なり)からして貴人と判断したのだろう。
「如何にも。ホ~~ッ、そういうお前さんは何者かね」
「名乗る必要はない。貴様、死者を甦らせる反魂術を操ると聞いたが真(まこと)か」
「ああ、それは本当だが、ホ~ッ」
「・・・ならば」
方斎の返答を聞くなり殺生丸は懐((ふところ)から袋を取り出し部屋の中に投げ入れた。
チャリン、チャリ------ン!
何枚もの金貨が袋から飛びだし床にこぼれ落ちた。
「それだけ有れば足りるだろう。幻を見せてもらおう」
高飛車な殺生丸の言動に些(いささ)かムッとしたのだろう。
方斎はピシャリと申し出を断った。
「断る。ホッ、わしの反魂術は奇術や手妻(てづま)の類(たぐい)ではない。金を拾ってトットと帰ってくれ」
今にも扉を閉め不意の来客を追い返そうとする小柄な方士を邪見が慌(あわ)てて宥(なだ)めた。
「あっ、あいや、おっ、お待ち下され、方斎殿、失礼は主に代わって、このワシが幾重(いくえ)にもお詫び致そう。じゃから、どうか、どうか、死者を甦らすという反魂術を!」
そう云うなり邪見はサッと部屋の中に入り込み、床に這(は)いつくばってセッセと金貨を拾いだした。
アッという間に金貨を拾い終えた邪見は、烏帽子(えぼし)頭をペコペコ下げながら方斎に恭(うやうや)しく袋を差し出した。
「ホホ~ッ、お前さんは?」
方斎は自分よりも更に小柄な緑色の小妖怪に訊ねた。
「アッ、これは御無礼いたした。ワシは邪見と申す。こちらにおわす殺生丸さまの従者を務めさせて頂いておる者じゃ」
ペラペラと自己紹介する邪見を他所(よそ)に殺生丸は能面のように無表情なまま物憂げに佇(たたず)んでいた。
元々、感情を殆ど見せない性質(たち)の殺生丸だが、りんが失踪して以来、益々、それに拍車がかかっている。
イヤ、もっと悪い。
無表情の中に癒(い)やされない病巣のような虚無が漂っている。
何処か投げやりな風情(ふぜい)の殺生丸を見やって方斎が酷評する。
「ホッ、主の方はえらく不躾(ぶしつけ)だが、お前さんはチャンと礼儀を心得てるようだな」
「申し訳ない。殺生丸さまも、前は、もう少しマシな対応をされておったのじゃが。二年前に寵愛していた人間の少女が行方知れずになってしもうて・・・。それ以来、あらゆる事に無気力になってしまわれたのだ」
邪見が、もう習慣になってしまった溜め息をハァ~~と吐いて簡単に事情を説明した。
「ホホ~~ッ、行方知れずのう。然(しか)も人間の少女とは、これまた酔狂な。ホッ、それで、その後、何らかの進展はあったのかな、邪見殿」
「それが・・・正直な話、サッパリなのじゃ。“りん”が失踪した状況から見て亡くなっている可能性は高い。何せ大水の出た日、川の側で姿を見たのが最後の目撃情報じゃからの。その後、二年経ったが、未だ手がかり一つ見つかっておらん。生きておるのか、死んでおるのか、それすらも分からんのだ。これでは諦めようにも諦められん。じゃから、藁(わら)にもすがる思いで、今日、ここへ来たのだ。もし、“りん”が死んでおるのなら死者を甦らせるという反魂術で冥府から呼び出せるのではないかと思ってな。頼む、方斎殿、殺生丸さまを“りん”に逢わせてくれ」
「“りん”と言うのかね、その人間の少女、ホ~~ッ」
邪見は方斎に問われるままにスラスラと答えた。
「ウム、失踪したのが数えで確か・・・九(ここの)つの年じゃった。生きていれば十一になる」
「ホッ、そうか。お前さんの必死さに免じて反魂術を使ってやろう。だが、あの御仁はワシの仙術を奇術か手品の一種と疑っておるようだな。ホ~~ッ、よしっ、それでは、まず、その“りん”なる人間の少女を呼び出す前に、邪見殿、お主の身内を呼び出してみせよう。ホホ~~ッ、我が方術が決して“まやかし”なんぞではないことを、その目でシカと確かめてもらうとしよう」
斯(か)くして方斎は殺生丸と邪見を室内に招きいれ反魂術を実践することとなった。
【方士(ほうし)】::神仙の術を行うひと。道士。
※『=反魂香(はんごんこう)④=愚息行状観察日記外伝』に続く

精神的ビタミン剤です。


映画を見に行く予定だったのに
度忘れしてました。
迎えに来てくれると言ってくれたのですが、遠回りになるので今回はパスしました。
本当に申し訳ございません。

ひとまず新作を出せてホッ












※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
我が名は邪見。
妖界でも最大領土を誇る西国の王、殺生丸さまの一の従者じゃ。
ハア~~~~フゥ~~~~ハア~~~~
今の状況に思わず知らず溜め息が出る。
最近、こればっかりじゃ。
イヤ、そうではない。
二年前、人界で、りんが行方知らずになってからじゃな。
それ以来、こんな状態がズ~~~ッと続いておるのだ。
アァ~~~ッ、りん、今、何処におるんじゃ!?
生きておるのか? 死んでおるのか?
それすらも分からんとはっ!?
寵愛するりんが行方知れずになってからというもの、殺生丸さまは次第に物事に興味を失くされ無気力になってしまわれた。
今では政務を放り出し昼日中から遊郭に上がり込み放蕩三昧(ほうとうざんまい)の日々じゃ。
重臣の尾洲さまが、万丈さまが、必死に諭(さと)されても一向に聞こうとなさらん。
大国の国主ともあろう者が・・・嘆かわしい。
そうは言うものの、殺生丸さまの辛いお気持ちを想像するとなあ・・・。
わしゃ、何も云えん。
あんなに大事にしていたりんが失踪してしまったんじゃもんなあ。
それも死んでしまったというのなら、まだ無理矢理ではあるが諦めもつこう。
だが、実際には、生きているのか、死んでいるのか、皆目(かいもく)、見当(けんとう)もつかん状況にある。
こういうのが、一番、始末が悪い。
忘れることも諦めることも出来ん。
気持ちは宙ぶらりん。
進むことも退(ひ)くことも出来ん。
ハア~~~~どうしたら良いんじゃろうか。
又も溜め息をついたわしの耳に不意に飛び込んできた信じがたい言葉。
「聞きましたか、近頃、評判の方士の話」
「ええ、何でも亡くなった家族や恋人を呼び出す不思議な術が使えるとか」
(なっ、なっ、何じゃとおぉっ!)
邪見は心の中で叫んだ。
「それは本当の事ですか。眉唾(まゆつば)でありませんか」
「いやいや、本当です。実際、妻を亡くした私の友人が、その方士に頼み込んで八年ぶりに亡き妻と逢ったそうです。友人は甚(いた)く感激して涙を流してましたよ」
邪見は、矢も盾もたまらず、話をしていた者達に声を掛けた。
「そっ、その話を、是非とも詳しく聞かせて下されっ!」
そして、話を、逐一(ちくいち)聞き出した。
ここは西国でも指折りの遊郭、萬陳楼(まんちんろう)の一室。
遊びに来たお大尽達が御指名の遊女が来るまでユッタリと一服しつつ待てるよう設(しつら)えた小部屋である。
ユラリ・・・鬼火のような妖気がゆらめく。
遊郭特有の艶(つや)めいた室内の雰囲気が一瞬にして凍りついた。
ゾクリ・・・背筋が粟立(あわだ)つ。
壮絶な色香を漂わせる美貌の主が部屋に入ってきた。
男でありながら女以上に麗しい。
通常、やつれれば容貌に翳(かげ)りが生じそうなものだが、この男の場合は、それさえも美しい。
投げやりな心情が却(かえ)って絶世の美貌に磨きをかけ危うい雰囲気を醸(かも)し出している。
男も女も、漏れなく、その妖しい毒気に中(あ)てられてしまいそうである。
「殺生丸さまっ!」
邪見は、主の許へ駆け寄った。
殺生丸の身体からは酒の匂いがプンとした。
蟒(うわばみ)と呼ばれるほどの酒豪の殺生丸である。
その殺生丸の身体から、これほどの匂いがするということは、並々ならぬ量の酒を聞(き)こし召したに違いない。
酒に酔うことで心の痛みを消そうとするかのような主の行為に邪見は涙を禁じ得なかった。
水干の袖で邪見がソッと涙を拭いてると女の声が聞こえてきた。
ネットリと媚(こび)を含んだ甘ったるい拗(す)ねたような声。
「こんな処にいらしたの、殺生丸さま」
現われたのは、この遊郭、萬陳楼(まんちんろう)が抱(かか)える一番の売れっ妓(こ)、連雀(れんじゃく)。
極彩色の衣装が熟(う)れた女の身を飾っている。
猫のような目は琥珀色で眉尻を赤く染め切れ長の目を更に大きく見せている。
客から贈られたのだろう。
高価な装身具の数々が孔雀の羽のように灯りに煌(きら)めいて輝く。
婀娜(あだ)な仕草が、大層、艶(なまめ)かしい女だ。
だが、なにより特筆すべきは、女が、りんと同じ黒髪だということにある。
この処、殺生丸が、連日、通っている妓女(ぎじょ)である。
殺生丸が、すっかり自分の虜だとでも勘違いしているのであろう。
女は、しどけなく殺生丸に甘えるようにもたれかかった。
「うふふっ、殺生丸さま、今宵も私の処に来て下さいますわよね」
西国の王が、比類なき美貌の男が、もう半月も、欠かすことなく通ってきてくれているのだ。
女は栄華に彩られた己の未来を思い描くようになっていた。
もうすぐ落籍(ひか)され西国城に迎えられるだろうと。
きっと、どんな贅沢も我が儘も思いのままに違いない。
お世継ぎを産めば正室の座も夢ではない。
頭の中で、夢は、益々、膨(ふく)らむばかり。
だが、次の瞬間、女の夢は潰(つい)えた。
「・・・次はない」
殺生丸は女の腕を引き剥(は)がし踵(きびす)を返した。
女の悲鳴が辺りに響いたが、殺生丸が振り返ることはなかった。
【落籍(ひか)す】::遊女・芸者などの借金を肩代わりして身請けすること。
※『=反魂香(はんごんこう)③=愚息行状観察日記外伝』に続く
新作を出します。
予定外に早く書けちゃったもんで。
吃驚(びっくり)です。
11月2日に拍手を贈って下さった方々に感謝致します。
取り分け、コメントを贈って下さった
美嘉さまと
(うさこさま)御二方に感謝です。
今回の新作が
こうも早く書けたのはお二人のコメントに励まされたお陰ですから。
御礼のコメントは明日にでもジックリと。
今日は新作を出す関係でパスさせて頂きます。