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です。



27℃だそうです。
汗ばむ訳です。
ですがな。
水着関係商品がドンと飾られてました。
13℃。
寒暖が
激しくて困ります。


1300字台に上がってきました。
※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
小娘が拉致されて数日、コレといった動きはなかった。
だが、ソロソロ何かが起きてもいいはずだ。
そう思って“遠見の鏡”を見ていた矢先、それは起こった。
夥(おびただ)しい数の妖怪が集結し始めている。
圧倒的なまでに膨大な数量の妖怪。
空一面を覆い尽くすほどの凄まじい数だ。
その中心部には巨大な大蜘蛛が陣取っている。
見るからに邪気に塗(まみ)れた汚(けが)らわしい姿。
実に醜悪極まりない。
その大蜘蛛を眼下に見据える位置に殺生丸がいる。
という事はだ、あの大蜘蛛が、奈落なる半妖の変化した成れの果てという訳か。
狗姫(いぬき)は傍らに控えている松尾に声をかけた。
「やっと物事が始まりそうだぞ、松尾」
「若さまが動かれますか、御方さま」
鏡の中の殺生丸に妖怪どもが無謀にも襲いかかる。
苦もなく爆砕牙で奴らを破壊し粉砕していく殺生丸。
そんな殺生丸の背後に例の若衆侍、夢幻の白夜が姿を現した。
何事か話しかけているようだ。
やはり敵とも味方とも思えぬ風情。
「何を喋っておるのやら」
「左様でございますな、御方さま。遠鼓(えんこ)の精でも張り付いておれば私どもにも聞けましたでしょうに」
「まあな、そうしてみようかとも思ったのだが・・・止(や)めた」
「何故にございますか?」
「考えてもみよ、松尾。あの並外れて気配に聡(さと)い殺生丸に気付かれずに済むと思うか?」
「無理でございましょうなあ。若さまが相手では」
「だろう。だから止(や)めておいたのだ」
ここで遠鼓の精なるモノについて説明しておこう。
“遠鼓の精”とは大きな長い耳を持つ山彦の精である。
見た目はウサギに似ている。
普段は白い体毛の遠鼓の精だが必要に応じて体色を自在に変化させ周囲に溶け込むという特性を持っている。
更に殆ど気配を感じさせない。
結果、非常に気付かれにくい。
その為、権佐など妖忍に飼われ敵方の情勢を探る際に良く使われる。
通常、二匹を一対で使役する。
一匹が遠方で聞き取った音声を山彦で伝送、もう一匹が受信するのだ。
丁度、現代の携帯電話と同じような機能を持っていると思えば良い。
手っ取り早く云うなら狗姫(いぬき)は盗み聞きを断念したのであった。
大蜘蛛が糸を吐いた。
瘴気その物で出来た蜘蛛の糸だ。
蜘蛛の糸に触れた妖怪どもは、皆、体を溶かされ奈落に取り込まれていく。
大蜘蛛が体を開いた。
自ら敵を体内に迎え入れるかのように。
真っ先に殺生丸が飛び込んでいく。
何の躊躇(ちゅうちょ)もせずに。
余程、小娘のことが気懸かりらしい。
次いで半妖が奇妙な形(なり)をした巫女とともに飛び込んでいった。
猫又に乗った法師と女退治屋が後に続く。
目当ての人物を取り込んだからだろう。
大蜘蛛が開いた口を閉じた。
それから四対の脚を折り曲げピッタリと体に密着させた。
まるで玉のような形状。
巨大な黒い玉と化した大蜘蛛が空中に浮かんでいる。
「さて、殺生丸は、あの大蜘蛛の体内に率先して飛び込んでいった。このままでは見えんな。“遠見の鏡”よ、大蜘蛛の体内にいる殺生丸を写せ」
狗姫(いぬき)の命令に“遠見の鏡”が曇る。
暫くすると薄暗い大蜘蛛の体内を歩く殺生丸が映った。
「フム、見た目よりも大蜘蛛の体内は広いようだぞ、松尾」
「左様にございますな、御方さま。あの奈落とかいう半妖、想像以上の数の妖怪を取り込んでいるものと推察されます。恐らくは万単位。ほんの一部分だけで、この広さと奥行きです。恐らく全容は巨大な城にも匹敵するかと思われます」
「ムッ、女が倒れているぞ、松尾。あれは・・・半妖と一緒にいた巫女ではないか。どうした事だ」
「右腕に怪我を負っているようでございますな。着物に血が滲(にじ)んでおります」
血の匂いに惹きつけられたのだろう。
雑魚妖怪どもが集まってきた。
それを見た殺生丸が巫女に襲いかかろうとする雑魚どもを爪で引き裂く。
何の衒(てら)いもなく無造作に。
「フ~~ム、殺生丸の奴め、小娘の時も思ったが、随分と優しくなったものだ」
狗姫が少し驚きながら言葉を紡ぐ。
「真に驚かされますな。昔の若さまでしたら、あの巫女が襲われても眉ひとつ動かされなかったでしょうに」
松尾も幼少の頃から殺生丸を知っている。
その驚くほど狷介孤高(けんかいここう)な激しい気性を。
だからこそ、かごめを庇(かば)う姿に驚きを隠せない。
「ホッ、巫女が目を覚ましたぞ、松尾」
「あの様子だと、巫女は、どうも、若さまと顔見知りのようでございますな」
「フム、どうやら、巫女は殺生丸に付いていくようだぞ」
「それが最上の策にございますな。奈落なる敵の体内にございます。誰よりも強い若さまのお側が最も安全な場所にございましょう」
【狷介(けんかい)】:頑固で自分の意思を堅く守り、人と打ち解けないこと。また、そのさま。
【孤高(ここう)】:唯ひとり、世俗とかけ離れて高い理想を抱いているさま。
※『愚息行状観察日記(23)=御母堂さま=』に続く
の(22)が完成しました。
吟味推敲
が残ってるので公開は今日の
夜間にします。
家事に勤(いそ)しんでおります。
なので下に出てきます。
書き上げようとしたんですが・・・。
お天気が良いそうで何よりです。




1400字まで字数が上がってきました。
久々の蔵出しです。
とっても可愛いワンコ兄上です。
や筆記用具
を集めてます。
同様のパターンで増えてます。

真っ最中です。
見つかりホクホクしてます。
何色も購入しました。
手紙書きが、益々、楽しくなりました。


の(22)に取り掛かってます。
※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
“遠見の鏡”の像がぶれている。
殺生丸の移動速度が速すぎて捉えきれないのである。
「フム、今の殺生丸は尻に火がついたように先を急いでおるからな。彼(か)の悪霊に一杯喰わされて、相当、鶏冠(とさか)に来ておるだろうし」
「・・・となると。御方さま、若さまは、あの人里に向かっておられるのでございますか?」
「いや、違うな、松尾。あの若衆侍は時間を稼ぐ為に殺生丸を騙してきた。わざわざ悪霊の肉片まで使ってな。つまり、我ら犬妖族の最大の特性、鋭敏なる嗅覚を逆手に取ったのだ。小僧の四魂の欠片を、あの悪霊めが手に入れられるようにな。それを止(や)めたという事は・・・多分、今、現在、彼の悪霊は何らかの方法で小僧を手中にしたと考えて良かろう」
狗姫(いぬき)は“遠見の鏡”に向かい命じた。
「“遠見の鏡”よ、小僧を映し出せ。以前、この城に殺生丸に伴われてやって来た、あの人間の小僧だ」
暫時(ざんじ)、鏡が曇ったが、直ぐさま元に戻った。
鏡の表面には狗姫が命じた通りに、人間の少年、琥珀が映っている。
それも尋常な状況とは、到底、思えない場面が。
少年は異様な太さの触手に片足を取られ宙吊りになっている。
周囲は切り立つ岩場、眼下には千尋の谷が広がっている。
「やはり、捕われておったか」
「御方さま、あの不気味な触手は奈落なる者の・・・」
「その通りだ、松尾。小僧の周囲には半妖達もおるようだぞ」
良く見れば鏡の縁に小さく犬夜叉や仲間が映っている。
邪悪な本性を剥(む)きだしにした巨大な顔面の曲霊(まがつひ)が空中に浮かんでいる。
悪霊が勝ち誇ったように嘲笑を浮かべている。
完全に小僧を捕らえたと悦に入っているのだろう。
万事休す!と思ったその時、悪霊の左眼が斬られた。
“遠見の鏡”の中に殺生丸が出現するや否や天生牙で曲霊を斬ったのだ。
「よし、間に合ったな、殺生丸」
「流石は若さま、実にお速い。もう、現場にご到着遊ばすとは」
狗姫と松尾が交互に言葉を掛ける。
すると、悪霊を援護するかのように極太の触手が何本も殺生丸に襲いかかってきた。
奈落の攻撃だ。
殺生丸は悠然と構えている。
徐(おもむろ)に天生牙を左手に持ち替えたかと思うと、右手に爆砕牙を握った。
殺生丸が爆砕牙を軽く一振りする。
それだけで、あっけなく奈落の触手は爆砕牙に破壊され粉々に砕け散っていく。
勿論、琥珀を捕らえていた触手も爆砕牙の破壊効果が波及して消滅した。
そのまま、空中に投げ出された琥珀を雲母(きらら)に乗った珊瑚が救出した。
爆砕牙を鞘に納め、改めて曲霊と対峙する殺生丸。
「何やら悪霊とゴチャゴチャと喋っておるようだな」
「出来れば側で聞いてみとうございますな、御方さま」
「フン、どうせ殺生丸のことだ。負け惜しみでも言っておるのであろう」
狗姫と松尾が、そうこう云っている内に、悪霊は、殺生丸が無造作に振るった天生牙に斬られアッサリ虚空に消え去った。
これで、ひとまず片がついたと思いきや、どうも様子が可笑しい。
女退治屋が殺生丸に近付き必死に何か訴えている。
すると、殺生丸が顔色を変えた。
すぐさま踵(きびす)を返し、再び最速で何処(いずこ)かへ飛び去っていく。
「何か起きたようだぞ、松尾」
「左様にございますな、御方さま。若様が、ああも急がれるとは」
「殺生丸が血相変えて急ぐようなこと・・・。ムッ、小娘に関することか!」
「りん様が!?」
狗姫は急ぎ“遠見の鏡”に向かい命じた。
「“遠見の鏡”よ、今一度、命じる。小妖怪を映せ。小僧と同じく殺生丸に伴われておった、あの緑色の矮小(わいしょう)な小者だ」
「御方さま、小妖怪とは、先日、聞かせて頂いた若さまの従者にございますな」
「その通りだ、松尾。お世辞にも見栄えが良いとは云えん奴だったがな、あ奴の主思いには見上げた物があった。殺生丸が小娘を人里に置いてくるに当たって、あの小妖怪が守役の任を命じられただろう事は必定。小娘は小妖怪と共におる筈だ。さもなければ・・・」
“遠見の鏡”が先程と同じように曇る。
曇りが消えると、小妖怪が映し出された。
見るからにワタワタと慌てている。
やはり様子が可笑しい。
随分、緑色の顔が蒼ざめておるな。
予想した通りに好くない事が起きてしまったようだ。
小妖怪が年老いた巫女と法師の形(なり)をした若い男に向かい何か喚(わめ)き立てている。
小娘は見当たらない。
という事は・・・考えられるのは拉致(らち)だな。
悪知恵に長(た)けた、あの悪霊のことだ。
殺生丸の最大の弱点となる、あの小娘を攫(さら)ったか。
ホッ、殺生丸が小妖怪の背後に現われおったわ。
だが、小娘が居ないことを確かめるなり、すぐさま飛び去っていった。
「やはり、小娘は攫(さら)われたようだぞ、松尾」
「何と!では、若さまは、りん様を取り戻しに行かれたのでございますか?」
「そうだろうな。あの悪霊と奈落とやらは結託しておるようだから。大方、殺生丸の刀、爆砕牙と天生牙を封じる為の措置であろう。小娘を人質に取られては、殺生丸は手も足も出せんだろうからな」
※『愚息行状観察日記(22)=御母堂さま=』に続く
『愚息日記』(21)
吟味推敲が完了しました。

精進致します。昨日、4月28日にコメントを贈って下さった方に
