[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
“遠見(とおみ)の鏡”から掛け布を取り去る。
そのままならば台座に据えられた単なる大型の鏡。
だが、一度(ひとたび)、鏡面に向かい思念を凝らせば、どれほど遠方であろうと見たい対象が映し出される不思議な鏡。
その所以(ゆえん)から“遠見(とおみ)の鏡”と呼ばれる。
これは西国の国宝の一つにまで数えられる鏡である。
ひと月ぶりに狗姫(いぬき)は“遠見の鏡”を覗(のぞ)いていた。
それは、つい先程、権佐が西国から火急の用を携えて飛び込んできたせいであった。
部屋に通されるなり、権佐は困りきった顔で狗姫に訴えたのだ。
「御方さま!」
「一月ぶりだな、権佐。殺生丸はチャンと国主の仕事をこなしておるか」
「それが・・・殺生丸さまは、未だ、西国に戻ってこられません」
「何と!?」
「それ故、こうして御方さまにお願いに参上しました。何卒(なにとぞ)、殺生丸さまに西国に御帰還遊ばすよう催促して下されませ。留守居役の尾洲さま、万丈さま、ご両名からのたっての要請にございます」
それで、今、こうして“遠見の鏡”を眺(なが)めているのであった。
待つほどもなく目当ての人物が映し出された。
場所は周囲の様子から判断して、どうやら殺生丸が小娘を預けた人里に近いようだ。
狗姫(いぬき)は思わず言葉を漏(も)らした。
「あ奴、一体、何をしておるのだ?」
殺生丸は小妖怪とともに物影に隠れているようだった。
とはいっても木陰から目立つ風体(ふうてい)を殆ど隠しきれていない。
見事な白銀の髪、豪奢な毛皮、白皙の美貌、長身の体躯(たいく)。
それにも拘(かかわ)らず、少し前にいる小娘や人間の小僧どもは殺生丸と従者の存在に全く気付いていない。
何故だろうか。
強(し)いて言うなら殺生丸と従者の周辺を霧が薄く覆っているのが気に掛かる程度だ。
筆頭女房にして狗姫の乳母でもある松尾が口を挟(はさ)んできた。
「御方さま、どうも、若さまは“隠形(おんぎょう)の術”を使われているようです」
“隠形(おんぎょう)の術”とは忍者が姿を隠す為につかう術である。
物影に潜む【観音隠れ】、地面に伏せて身を縮め気配を消す【鶉(うずら)隠れ】、木に登って隠れる【狸隠れ】、水中に飛び込んで身を隠す【狐隠れ】など様々な隠れ方がある。
しかし、殺生丸の場合は、そうした人間の忍者が使う術とは根本的に違う。
妖力を以(も)って自分と小妖怪の周りに霧を作り出し自(みずか)らの姿を隠しているのだ。
霧が鏡のように作用して周辺を映し出し、結果的に、殺生丸と小妖怪の姿は見えない。
現代風に言うなら『光学迷彩』とでも呼ぶべきだろうか。
「松尾よ、“隠形(おんぎょう)の術”は判るが、何故、殺生丸は、あんなことをしているのだ?」
「恐らくは・・・りん様を守る為ではございませんでしょうか」
「守る?」
鏡の中に映る小娘に目をやる。
小川に掛かった橋の前に人間の小僧どもが陣取っている。
状況から判断して、どうも小娘は小僧どもに“通(とお)せんぼ”をされているらしい。
「はい、御覧下さいませ、御方さま。りん様を囲んでいる人間の男(お)の子どもを。あれは、明らかに、りん様を意識している様子。あの状況から察するに、橋を渡ろうとするりん様に意地悪をして通すまいとしているようです」
「何故、そんなことをするのだ?」
「好きな子に意地悪をして意識させたいのでございますよ。若輩ゆえの稚拙な愛情表現とでも申し上げれば宜しいかと。何しろ、りん様は、大層、愛らしい女(め)の童(わらは)にございますから。早速、男(お)の子どもに目を付けられたかと」
「成る程、それでか。殺生丸が、あんな可笑(おか)しな真似(まね)をしているのは」
尚も鏡面を見ていると、遂に、殺生丸の堪忍袋の緒が切れたらしい。
纏(まと)っていた霧を払って正体を現した。
小娘を庇(かば)うように前に乗り出したかと思うと、人間の小僧どもをギロッと睨(にら)みつけたではないか。
いきなり現われた殺生丸に驚いた人間の小僧どもは暫(しば)し固まっていたが、正気づくなりワッと蜘蛛の子を散らすように逃げ出していった。
それを見て狗姫は堪(たま)らず笑い出した。
「クックッ・・・ア~~ッハハハハ・・・ああ、可笑しい。愉快、愉快、松尾よ、見たか。殺生丸の奴、人間の小僧どもをシッカリ威嚇しておったぞ」
「左様にございますな。尤(もっと)も、男(お)の子といえども男には間違いございません。先々の事を考えれば若さまの行動は的確であったかと。今から、りん様に手を出さないよう先手(せんて)を打たれたのでございましょう」
「クククッ・・・威嚇と牽制か。松尾よ、殺生丸が、ああも独占欲が強いとは思わなんだぞ」
「これまで、りん様ほどに執着する存在が無かっただけにございましょう」
「それにしても、あれでは、まるで過保護な父親のようではないか。それも、“超”が付きそうな」
「若さまに取っては、それほどまでに、りん様が大事なのでございましょう」
「ンッ?ちょっと待て。ということはだ、殺生丸の奴、この一月、ズッと小娘の側でああして見張っていたという訳か。呆(あき)れたな、あれでは西国に戻ったとしても屡(しばしば)城を抜け出して小娘に逢いに行きそうだな。フフッ、見ておれ、松尾。その内、今度は殺生丸が人里へ通(かよ)い過ぎると尾洲や万丈が泣きついてくるに違いないぞ」
「・・・・・・・」
「クックッ・・・いずれにしても、まだまだ、これから色々と楽しませてくれそうだな、我が愛しの息子殿は」
数日後、殺生丸が西国に帰還したと権佐が報告にやってきた。
そして、狗姫の予想通り、西国の新しい国主は三日おきに人里へ通うのが通例となった。
※『愚息行状観察日記(32)=御母堂さま=』に続く










騙し取ってます。





悪いのは鯖人だ






黄泉の羽織まで
差し押さえられてしまいました。
命の火と交換条件に出したのは
ダマシ神カンパニーの場所。
明日の朝10時までに捜し出さないとRINNE君は本当に死んでしまうそうです。
霊の状態で急ぎます。
どうなることやら。
『愚息日記』の(31)を公開する予定です。
仕上がったので。




お米が不作になってしまうから。
我慢
6月26・27日に拍手を贈ってくださった方々に感謝致します。
有難うございます。いつも励みになってます。
『愚息日記』の
(31)、唯今、
快調に飛ばしてます。
二週間もかかってしまいました。
湧いてきます。
コメントも
凄く凄~~~く嬉しいです。
6月25日に拍手を贈って下さった方々に感謝いたします。
拍手&コメントは創作パワーの源です。
有難うございます。お陰で頑張れます。

※上の画像は『妖ノ恋』さまの使用許可を頂いてます。
「おっ、御方さまっ!」
「ほほぉ~~」
“遠見の鏡”に写し出された光景に松尾が驚いて声を上げた。
よくよく見ると鏡の中の者ども、井戸の周囲に集まっていた法師や女退治屋、巫女、子狐妖怪も、皆、一様に驚愕(きょうがく)の表情を浮かべている。
まあ、無理もないか。
あの殺生丸が人間の小娘の前に膝をついているのだからな。
妾(わらわ)は既に見たことがあるが他の者達は初めて目にする光景であろう。
ンッ、いつ見たかだと。
ほれ、皆も覚えておろうが。
まだ天生牙が冥道残月破を纏っておった頃、冥道を拡げんが為、殺生丸が、妾(わらわ)に、その方法を教えろとこの城にやってきた時のことを。
あ奴のたっての頼みで冥道石を使って冥界の犬を呼び寄せてやったのだが。
冥界の犬は殺生丸の冥道残月破を喰らいながら冥道に呑み込まれもせず平然としておった。
まあ、あんな細い痩(や)せこけた三日月の冥道ではな。
現世の者ならばイザ知らず、冥界の者を呑み込むことは不可能だった。
挙句、冥界の犬め、小娘と小僧を呑み込んで冥道の中に逃げ込んでしまったのだ。
それで殺生丸も犬を追って冥道の中に踏み込む羽目となった。
あの時は、随分、驚かされたな。
極めつけの人間嫌いであった殺生丸が、人間の子供を二匹も伴って、我が城を訪問しただけでも驚きだったのに、あろう事か、それらを助けようとしたのだからな。
結果、天生牙の冥道は拡がりはしたのだが、冥界の邪気に触れ小娘が絶命してしまった。
か弱い人間の身に冥界の邪気は強すぎるからな。
冥界に入った途端、小娘は本当に呆気(あっけ)なく事切れてしまった。
にも拘らず一緒にいた人間の小僧の方はピンピンしておった。
不思議に思って後で小僧に聞いてみたら四魂の欠片で命を繋いでおると云う。
それを聞いて納得した。
つまり小僧は死人なのだ。
だから冥界の中にあっても何ら影響を受けない。
既に死んでおるのだからな。
冥界の主を斬り亡者どもを浄化して殺生丸は戻ってきた。
息絶えた小娘を隻腕に抱いてな。
フッ、妾(わらわ)を仇のように睨みつけておったわ。
余程、小娘が死んだのが許せなかったらしい。
事の成り行きに憤(いきどお)る殺生丸に道理を説(と)くは親の務め。
天生牙が死者を呼び戻せるのは一度きりと教えてやった。
殺生丸め、その事実に愕然としておったわ。
あの時、初めて、殺生丸は愛しい命を喪う怖れと悲しみを知ったのだろうな。
然も、己には、どうすることもできないときておる。
心底、途方に暮れておっただろうな。
筋金入りの頑固者ゆえ殆ど表情を動かしはせなんだが。
その代わりに従者の小妖怪が涙にくれておった。
アレの心情を代弁すると申してな。
こんな悲しいことはないとばかりに悲嘆にくれておったわ。
だから妾が冥道石を使い小娘が蘇生させてやった。
思い出すな、あの時、殺生丸は小娘が目を開き息を吹き返すのをジッと凝視していた。
するとな、急に気道が回復したせいか、小娘が咳き込んだのだ。
一度は完全に途絶えた気道が再び開いたせいだろうな。
咽(むせ)て苦しかったのだろう。
小娘は涙目だった。
そうしたら、何と、殺生丸の奴、徐(おもむろ)に小娘を寝かせた玉座に近付き、スッと膝を折って跪(ひざまず)いたのだ。
些(いささ)かも躊躇(ちゅうちょ)せずにな。
そして隻腕を伸ばし小娘の頬をソッと撫でてやったのだ。
妾(わらわ)は初めて見たぞ、あ奴が、あんなにも優しく他者に触れるのを。
凡(およ)そ、妖怪であれ何であれ、容易に他者に触れる事も触れさせもしない息子だった。
幼い頃から己の力に頼むところが強く並々ならぬ矜持(きょうじ)の高さを見せてきた殺生丸。
狷介孤高(けんかいここう)な気性も相(あい)まって母である妾(わらわ)は勿論、あれ程に慕っていた父親の闘牙にさえ滅多なことでは膝を屈しなかった。
その誇り高き男が、“戦国最強”とまで謳(うた)われた大妖怪が、何の力も持たぬ小さな人間の童女の前に跪(ひざまず)いているのだ。
あの小娘が殺生丸に取って如何なる存在であるのかが一目瞭然であろう。
前回に引き続き今回で二度目になるな。
それにしても、あの気位の高い殺生丸に、ああまでさせる事が出来るのは、きっと、後にも先にもあの小娘だけだろうな。
鏡に映る場景は、まるで誓約を交(か)わしているかのように厳(おごそ)かだった。
イヤ、事実、そうなのだろう。
“遠見の鏡”を通して見ているので殺生丸と小娘が何を喋っているのかまでは判らぬ。
だが、こうしているだけでも、見交わす殺生丸と小娘の間に結ばれた絆(きずな)の強さが目に見えるかのようだ。
神気が漂う。
それを感じ取ったのだろうか。
老いた巫女が殺生丸に向けて深々と頭を下げた。
申し出に対する承諾の印(しるし)だろう。
言の葉を越えた神聖なる契約の証(あかし)。
鷹揚に頷き踵(きびす)を返そうとする殺生丸に女退治屋が必死の形相で声を掛けた。
だが、殺生丸は振り向くことなく何か言い返したようだ。
泣き崩れる女退治屋を法師が抱きとめている。
という事はだ、我が息子殿は、あの女退治屋に『お咎めなし』の沙汰を下した訳だな。
ンッ、小僧も殺生丸に何か言っておるな。
小僧にも同様に言葉を返した殺生丸。
その後は、もう振り返ることなく小妖怪を伴って双頭竜に乗り、その場から姿を消した。
パサッ・・・
狗姫(いぬき)は“遠見の鏡”に布を掛け覆い隠した。
松尾が話しかけてきた。
「若さまは、あの女退治屋を許されたようでございますな、御方さま」
「どうやら、そのようだな。フフッ、あ奴も随分と丸くなったものよ」
「りん様のお陰でございましょうな」
「何はともあれ、これで、あ奴も心置きなく西国へ戻れるだろう」
「はい、それにしても長い放浪にございました。二百年に亘(わた)る国主の不在、正統なる主の御帰還に、さぞや西国の民草が安堵する事でございましょう」
※『愚息行状観察日記(31)=御母堂さま=』に続く
ほぼ仕上がりました。
公開
の予定です。
お陰で新作が出来上がりました。




お手紙、
投函しました。
女子高生の死神
鳳(あげは)ちゃん。
爆弾投下。

鳳(あげは)ちゃん
を傷つける言葉を吐きます。
名簿係だそうな。
エネルギーを溜めて敵に放つタイプのようです。
RINNE君
(ロクデナシ親父の鯖人のせい)の経済状況を知っている記死神(しるしがみ)の架印(かいん)。
無い
無い~~~~~~~~
サンデーは無い


であります。



店に買いにいかなきゃなりません。
拍手を贈って下さった方に感謝致します。
嬉しいです。
励みになります。
DVDに注目します。
~~~~~麗しいです
~~~~~(●^o^●)
睥睨(へいげい)
なさっている処とか
双頭竜の
阿吽を乗り回している処とか




拍手を贈って下さった方に感謝致します。
嬉しいです。
励みになります。
最終巻と付録のDVD全巻を収納できる豪華ボックスが届きました。


拍手(かしわで)を打ちたい気分です。
』です。

何時も感謝しております。