危惧 【危惧(きぐ(】:うまくいかないのではないかと心配し怖れること。 今月の14日に発生したアイスランドの火山灰によるヨーロッパ全域にわたる航空事情の悪化。 猫目石、これまで生きてきて、こんな状況は初めて見ました。 天候や不測の事態により、ある地域の空港が閉鎖されることは良く聞きます。 しかし、まさか、ほぼヨーロッパ全土にまたがり空港が閉鎖されるなんて前代未聞です。 何故、火山灰が空中に散乱していると飛行機が飛べないのか? 疑問に思ってネットで検索したら答えが出てきました。 火山灰は航空機に致命的なダメージを及ぼす危険がある。 ジェットエンジンに吸い込まれた火山灰の粒子は、エンジン内部で溶解・ガラス質化して堆積し、推力を低下させる。 最悪の場合、エンジンが停止する可能性もある。 また、レシプロエンジンでもシリンダーやピストンを傷める原因となる。 火山灰が航空機に影響を及ぼした事例としては、1982年にジャワ島のガルングン山の近くを飛行中のボーイング747が、4基のジェットエンジンのすべてが一時的に停止するトラブルに見舞われた事例(ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故)がある。 上記の文章を読んで、成る程、これではヨーロッパ上空に飛行機を飛ばせられないと納得しました。 今回の火山灰事件は死者が出ていないので、まだ、余り騒がれていませんが・・・。 これってトンデモナイ天災じゃないかと思うんです。 これからジワジワとボディブローのように効いてくるんじゃないかと危惧してます。 現代の物流を担う陸・海・空の空路が、ほぼ完全にダウンしてるんです。 当然、そのシワ寄せが陸路・海路に及んでいきます。 特に現代は昔と違い空路による物流の比重が非常に大きくなっています。 人が、物が、航空機に乗って移動するのが当たり前の時代です。 今回の火山灰事件で、まず、航空産業が大幅に打撃を受けるでしょう。 そして、観光産業も軒並み大打撃を。 火山灰が速やかに雨などで空中から叩き落されればいいのですが・・・。 もし、そうならなかったら? 太陽光線の照射が妨げられることによって作物の生育が阻害されます。 当然、不作となり食糧が不足、ヨーロッパ各国が食糧の緊急輸入を。 そうなると世界の食糧の需要と供給のバランスが狂ってエトセトラ、エトセトラ。 もう、段々、考えるのが怖くなってきました。 猫目石の取り越し苦労が杞憂に終わるといいのですが。 今猶、アイスランドの火山噴火は拡大しつつあるそうです。 ハア~~~ぐだぐだ心配しても、どうしようもないか!( ̄~ ̄) 今回は人災じゃなくて天災だし、為るようにしか為らない・・・かな。 各国の政府も最大限の努力はするでしょうしね。 とにかく一日も早くアイスランドの火山噴火が治まってヨーロッパに平穏な日々が訪れることを願ってやみません。 [1回]PR