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有り難い頂き物小説『白珠の花』


拙宅に「空の模様」管理人ハヤキ様が、一周年の御祝いに勿体無くも作品を贈呈して下さいました。
やっとこさ一年経過したばかりのヘナチョコの当ブログに・・・ククッ!(奈落笑いでは有りません!嬉し泣き!)
有り難くて、有り難くて、感謝の言葉も御座いません。
ウルル~~~(ToT)/~~~
猫目石、感激!でございまする★★★
感謝感激、雨あられ、てんこ盛りですぅ~~~


猫目石さまへ ~一周年記

 

「白珠の花」

 

念贈呈品

 

――いつだって忘れないあの日。

特別な今日。

 

 

 

 

どこもかしこも冬の名残が消え失せ、

木々の間から差す木洩れ日が暖かく感じつつある昼下がり。

既に日常と化している何気ない二人の会話を背に聞きながら

殺生丸は一行の先導を進んでいた。

と、突然「…あ!」と上がった少女の声に足を止めれば、

何やら見つけたようで、その小さい手を懸命に伸ばして一点を示していた。

 

「見て、あそこにまだ雪があるよ!!」

 

一行がその先を見れば、少し小高い木々の上部に白いもの。

よくよく見れば、それは…。

「アホかお前は。あれは…椿じゃ!」

「つばき…?」

「なんじゃ、椿も知らんのか?」

「な、名前なら知ってるもんっ。

でも、初めて見た。綺麗だねー…」

木洩れ日の光を受けて白く光る花弁に、中にある黄色の雄蕊がよく映えて美しい。

白と黄の色彩の調和はまるで、かの妖のようで。

阿吽の背で未だ、椿に見とれるりんを尻目に再び動き出した一行。

近付いては過ぎ去る椿を見つめつつ何を思ったのか、りんはまた声を上げる。

「なんじゃ?!忙しない!!」

…んーと、あのね…」

殺生丸が歩みを止めて後方を見やれば、

精一杯に背伸びして椿を摘もうとする少女の姿。

「邪見さま、椿の花言葉って分かる?」

「そこまで知らんわい」

「そっか」

それだけで納得したのか、諦めたのか、

摘み折った一輪の椿を手に今度は殺生丸のもとへ駆け寄った。

 

「殺生丸さま…、りんから贈り物」

 

「りっ、りん!!何を…!!」

差し出された椿を無言のままに受け取った。

………」

しばし間を開けてから、そっとりんの方へ手を伸ばし、

その黒髪の耳元に近い所へ差し込んだ。

漆黒の髪に純白の白椿が美しく映えてうつる。

 

……一年…か」

 

思わぬ展開に少々驚いたりんであったが、殺生丸のその一言に笑顔をこぼした。

「嬉しい。殺生丸さま、覚えててくれた」

数えて、今日この日が一年。

時が巡るのは早いもので、二人が出会って二度目の春。

まるで祝うかのように椿の花弁が風に舞っていた。

 

 

 

 

――いつまでも、その日は大切で、特別で。

どうか、と、これからの幸せを共に想う。

 

 

 

‐End‐

 

 

 

<あとがき>

この度は一周年、おめでとう御座います!!

早いような、長いような一年でしたかと思います。

 

猫目石さま宅の一周年日は8月8日。

いろいろ調べましたら、その日は『白玉の日』だそうで♪

それで、辞書で白玉を引いたならば、白い椿のこととも表記されていましたので、作中に白椿を使用してみました。白椿の花言葉は『至上の美』。互いにその姿を美しいと称え、そして記念日を祝い合う、そんな二人を目指して書いてみました……が。

お目汚しは承知のもとです;;

出会って一年の丸様はこんなに優しいものかと、いろいろと難点も見つかるかと思います。

さらに、こんなもので、おめでとう御座いますなどと…;;

宜しければ、心の片隅に納めて頂ければ嬉しいです(泣

ですが、気持ちはいっぱいです!

日々の感謝を込めまして、一周年、おめでとうございますvv

 

そして、これからも猫目石さまのファンとして応援しております。

 

 

2007/08/09 ハヤキ

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