桔梗:掟破りの存在② ※この画像はアニメ「犬夜叉」からお借りしてます。甦(よみがえ)った当初の桔梗は怨(うら)みの念が強く怖い存在でした。でも桔梗の立場で考えてみれば無理もありません。恋人の犬夜叉から襲われ村まで襲撃され、その挙句(あげく)死んだのですから。[実際は奈落(in鬼蜘蛛)の姦計(かんけい)に嵌められた]最後の壮絶な裏切りの記憶を抱いたまま甦(よみがえ)った訳です。ならば・・・《犬夜叉が憎い!》うんうん、そう思って当然でしょう。どんなに理性的な人間であったとしても冷静を保てと要求するほうが無茶というものです。あんな状況の死に方なんですから。桔梗の怨みは至極もっともなものだと管理人には思えます。そんな桔梗が当時の事情を知っていくにつれ、かつての悲劇の真相へと辿り着いていきます。少しづつ浄化され徐々に本来のあるべき姿を取り戻していく桔梗の心。その経過は、さながら濁った泥水が清浄なる清水へと回帰するかのようです。そして、ついに自分と犬夜叉を罠にはめた真の敵を知るのです。生前、自分が洞穴に匿(かくま)い世話してやった野盗の鬼蜘蛛。その鬼蜘蛛を繋(つなぎ)に終結した有象無象の妖怪の集合体である奈落という存在を。そして奴こそが四魂の玉を狙って自分と犬夜叉を殺し合わせたのだということを。その後のことはもう云うまでもないでしょう。迷妄(めいもう)を断ち切り巫女として在るべき姿を取り戻した桔梗。彼女は奈落を滅するべく動き出します。拍手を贈ってくださった方々に御礼申し上げます。有難うございます。いつも励まされてます。 [4回]PR