弥勒:破戒僧の系譜 ※アニメ「犬夜叉」&「奥義皆伝」からお借りしてます。上の画像は皆さまも御存じの弥勒です。弥勒は法師です。法師は僧侶に対する呼称の一つです。その弥勒の右手に穿たれた『風穴』。あれは武器であると同時に呪いでもあります。それも祖父からの因縁によるものです。弥勒を見れば分るように祖父も僧侶でありながら無類の女好きでした。そして、それが災(わざわ)いしました。生臭坊主(なまぐさぼうず)の弥勒祖父、美女に化けた(憑依した?)奈落に惑わされ退治どころか逆に呪いを受けてしまうという結末でした。おまけに、その呪いは自分ばかりか子々孫々まで続くというのです。弥勒一族の非業な運命の始まりです。その結果、弥勒の父は自(みずか)らの風穴に呑み込まれて亡くなりました。原作には描かれてませんが祖父の最後も同様だったのでしょう。ここで一つ疑問が生じます。何故、弥勒の祖父は子供(弥勒の父)を作ったのか???と。女犯(にょぼん)は勿論、破戒(はかい)です。自分だけならまだしも、わざわざ子供にまで呪われた運命を負わせるのは酷じゃありませんかね???だって、呪いのせいで子供は生まれながらに風穴をもって生まれてくるんですよ。弥勒の父にも同じことが云えます。正(まさ)しく「親の因果が子に報い~~~♪」です。それとも、そうまでして奈落を倒す使命を子孫に託したかったのか???そこが管理人には解(げ)せません。まあ、そんなこと云ってたら弥勒が生まれてこないんですがね。もし、そうなっていたら『犬夜叉』の話自体が全く違ってしまいます。ですから、これ以上の追及はやめておきます。でも、色々と身勝手な性分の爺さまだなあと思うのです。【女犯(にょぼん)】:僧が戒律を犯して女性と肉体関係をもつこと。【戒律(かいりつ)】:①(仏)出家者・在家信者の守るべき生活規律。「戒」は自立的に守ろうとする心の働き。「律」は他律的な規則。②一般に宗教における生活規律。拍手を贈ってくださった方々に感謝いたします。有難うございます。ブログ運営のパワーの源(みなもと)になってます。嵯峨野すみか様コメント有難うございます。自分なりの解釈を講じていると、ふいに今まで思いもしなかった考えが浮かんできたりします。それが創作につながることもあります。未完の作品を完成させるため、少しづつでも頑張ろうと考えてます。とっても励みになってます。重ねて御礼申し上げます。 [4回]PR