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奈落=無双=鬼蜘蛛

狒々の奈落
この考察ひとつに、散々、苦労してます。
先程から、気に入らなくて、何度も書き直し・・・・。
もう、もう、大苦戦してます
題も、どうも内容に、そぐわなくて何度も改題してるし。
アア~~~昨日からケチの付きっ放しです。
参りました



桔梗に対する奈落=無双=鬼蜘蛛の愛。
奈落、殿は、五十年もの間、御自分の心の奥底に鬼蜘蛛の魂=心を封印していました。
恐らく、そのせいで、奈落と鬼蜘蛛の魂は、別ち難いまでに溶け合ってしまったのだろうと思います。
だから、白霊山で、人間の心(=鬼蜘蛛)を分離させても、殿の心は、完全に、その影響から抜け出せなかったと考えられます。



そう考えるに到った理由は、新生奈落として新しい体を手に入れた殿が、犬夜叉達を放り出してまでも、桔梗を抹殺しに行ったせいです。
完全に人間の心を捨てたのなら、桔梗の事など、一切、無視すれば良いのです。または、分身の神楽にでも始末させれば済む筈の事。
神楽が桔梗に適うか、どうかは別にして。



そうせずに、敢えて、自分で手を下す。
それは、逆に、どんなに自分が桔梗を気にしてるのか、曝(さら)け出してるような行為です。
この点からも、奈落の心は、鬼蜘蛛化していたと云えます。



そして、魍魎丸を、自分の中に取り込んでから、結局、白霊山の崩落跡に、再度、鬼蜘蛛の心を取り戻しに行ってます。
とどのつまり、それ無くしては、奈落が、自分のアイデンティティー(存在意義)を失ってしまうからでしょう。
つまり、鬼蜘蛛の心と奈落は、それほどまでに見事にシックリと溶け合っていた訳です。
その証拠に、一旦、鬼蜘蛛の心を取り戻してからは、もう、二度と手離そうとしませんでした。



最早、奈落が鬼蜘蛛なのか、鬼蜘蛛が奈落なのか、両者を分けて考える事さえ困難な状態なのです。
殿は、もう、自分の心(=鬼蜘蛛)を否定する事を諦めたのでしょう。
骨と土の体を壊し、桔梗の魂を、あの世に戻した時、殿の心は、悲しむよりも、寧ろ、犬夜叉に桔梗を取られる心配は無い昏い喜びを感じていた筈だと推測します。
実に凄まじい男の嫉妬ですよね。



その後は、ひたすら、四魂の玉の完成に邁進。
目的の為の手段であった四魂の欠片集めが、何時の間にか、目的に摩り替わってしまっています。
完全な本末転倒に陥ってます。
だからこそ、イザ、その四魂の玉が完成しても、殿の心を満たしたのは満足感ではなく、云いようの無い虚しさだけだったのでしょう。
その挙句、『何もない』などと仰った。
恐らく、その時点で、既に、殿は、現在の状況を予測されていたのでしょう。



もう、自分には、為すべき事もない。
桔梗の魂も、この世にない。
無い、無い、無い、何も無い。
殿は、自分が存在する意義を完全に失いました。



でも、だからと云って、『ハイ、さようなら』と、殊勝に死んでやる気など、これっぽっちも無い殿でした。
出来る事なら、一人でも多く、自分の道連れにしてやる。
そんな心積もりだったと思います。
生憎、殿の思惑通りには行きませんでしたが。
そして、夢幻の白夜を通して仕掛けた殿の最後の()の罠。
一体、何が、起きるのやら
固唾を呑んで次回のサンデーを待っています。



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