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変貌

お仕置き主従
12年間の連載、長い長いです
『十年ひと昔』と云われるご時世です。
当然、連載当初と最終回近辺の絵柄は全く違ってます。
人物、背景、あらゆる点で違います。
特に人物の場合は顕著です。




中でも兄上の変貌ぶりは凄いです。
初登場の頃の兄上と最近の兄上は『別人』と云いたいくらいに。
初めてお出ましになったのはコミックス2巻。
当時の兄上は、随分、幼い感じでした。
見た感じ、精々、犬夜叉と同じ15歳くらいだろうと。
とても奥義皆伝のデータ、推定人間年齢19歳には思えませんでした。




それに失礼ながら、とても男性とは・・・・。
綺麗なお嬢ちゃんに見えました。
『可愛い』の表現がピッタリでした。
背も余り高いとは思えず、高目に見ても170cm弱の感じでした。
体格も、さして立派とは思えませんでした。
それが今や精悍なる事、金剛力士の如くです。
恐らくお召し物の下の御身体は男性美に満ち溢れておられるでしょう。




表情にしても同様です。
初登場の頃は綺麗なお嬢ちゃん、又は、お坊ちゃん。
瞳も大きく何処か甘ったれた感じが有ります。
そんな兄上が回を追う毎にドンドン逞しくなっていかれます。




特に目の表情が一変しています。
目が、若干、小さ目になり思慮深さが滲み出るようになりました。
兄上の心の成長に対応するように鋭さが増していきます。
それから前髪の描き方も微妙に変わっていきます。
後半になるに従い、前髪部分が独立したような感じで描かれるようになります。
ン~~独立が変なら逆立ったようなと申しましょうか。
とにかく男らしさが際立ってまいります。
そうした全ての変化が相俟って、最終回近辺の兄上に到っては紛れもなく青年。
名実共に大妖怪というに相応しい風格が漂っています。




それからモコモコも当初はえらく貧弱でした。
最近は大増量
質感も豪奢この上ないです
最初の頃とは段違いです。
モコモコも風格を増すのに一役買っておりますね。
更に妖鎧も物語が進むにつれ、ドンドンごつくなっていきます。
これまた兄上の強さに対応していってると思われます。




アリッ、2巻の裏表紙と55巻の裏表紙を見比べてみて下さい
お召し物の色が違います。
2巻の着物の柄の色は赤紫系。
55巻では青紫系になってます。
それに天生牙の柄の先の部分、黄色(多分、金属だから金色)で塗られてます。
それに妖鎧の色も違います
2巻では緑色、19巻・55巻では紫色。
まだ有ります
お腰の飾り帯、2巻・19巻ではチャンと流水紋様なのに、55巻では殆ど白。
アッ、そうか、リボンの部分が見えないんですね。
それに御顔の妖線、2巻では鮮やかな朱色、対するに19巻・55巻では着物と同じ紫
ンムゥ~~~それに2巻に比較すると描線が55巻は荒いです。




因みに19巻の裏表紙も兄上です。
今迄のコミックスで裏表紙に兄上が登場するのは(2・19・55)巻のみです。
妖犬姿(52巻)のお出ましもありますが、此処では人型という事で。
19巻は、唯一、話の流れ上、隻腕の兄上です。
2巻では、まだ左腕を斬られていない兄上とお見受け致します。
2巻・19巻・55巻とコミックスの裏表紙を並べて見ると、その変遷ぶりが良く窺えて面白いです。



 

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