兄上の優先順位 兄上、殺生丸様の優先順位、まずは何をおいても一番大事なのがりんちゃんでしょう。もう、この事については冥界編で余す所なく証明して下さいましたから、誰も異論を差し挟む事はないでしょう。 思い出します。昨年の夏の殺りんフィーバー盆と暮れが一度に来たような、殺りんファンの夢を、そのまま具現化したような同人誌も、かくやと思わせる素晴らしい展開。 殺りんファンは、もう舞い上がって舞い上がって(おててこてん=どうやらコノ地方の方言みたいです。有頂天の意味)状態でした。 兄上が息絶えたりんちゃんを隻腕で抱き締めて吐露して下さった心中の独白、あの名台詞 『なんの価値がある!?天生牙―――こんな物(こんな物ですよ!天生牙がこんな物扱い!)のために―――おまえを死なせてしまった。りんの命と引きかえに得るものなど―――なにもない!!)』 つまり、兄上にとって何よりも大事なのは、りんちゃんであると、愛の告白にも等しい御自分に対する宣告なのでありました。書きながら当時の興奮が蘇ってきて、思わずウンウン、と頷いてしまいました。 それで、兄上にとっての一番は、『りんちゃん』。では、二番目は?と考えると「ン~~」心情的には長年、付き従ってきた邪見だろうと思いはするんですが、大事にしているか?と考える時、「?」と思わざるを得ないんです。と云うか、心情的に以心伝心が出来るまで、主従の関係は深いと、今回の原作を見て思えるんですが、逆に信頼しているからこそ、扱いは、ぞんざいになっているような気がします。 そんな訳で兄上ご一行の優先順位は、まず飛びぬけて大事なのが『りんちゃん』で、残りの従者達、邪見、琥珀、騎竜の阿吽は、全部ひっくるめて同程度、邪見=琥珀=阿吽、全て等号(=)で位置付けられてるような気がします。 [0回]PR