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早速、ワシは厩(うまや)へと向かった。
足を確保せねばならんからの。
阿吽は殺生丸さまが乗っていかれたしな。
となると別の竜を探さねばならん。
幸い、阿吽には及ばんが、かなりの健脚を誇る竜が見つかった。
何せ阿吽は双頭の竜だけあって二頭分もの馬力を有しておる。
西国一の駿馬(しゅんめ)ならぬ竜じゃからの。
竜の名前は『醍醐』という。
うむ、中々の強面(こわもて)じゃ。
立派な面構えをしておる。
よろしく頼むぞ、醍醐よ。
どこへ行くのかじゃと?
んなこと決まっておろうが。
人界にある楓の村じゃ。
あそこには犬夜叉やかごめ、法師に退治屋もおるからの。
七宝と琥珀も、おっと琥珀は確か修行の旅に出ておったんじゃよな。
そのせいで滅多に村に帰ってこないとか。
騎乗用の鞍を置いた醍醐に乗って妖界と人界の間にある結界を渡る。
一時(約二時間)ほど乗っておったかな。
結界を抜ければ目指す人界はもうそこじゃ。
さてさてアイツらは元気にしておるかのう?
りんが行方知れずになって以来、殆ど逢っておらん。
楓め、りんが殺生丸さまの母君、西国の王太后さまの養女になってると教えてやったら、さぞかし驚くじゃろうて。
驚きすぎて腰を抜かすかもしれんな。
あ奴も随分な年じゃからな。
それから、犬夜叉にかごめ、法師に退治屋と。
七宝はおるかな?
三年前は妖術修行で村に居ないことが多かったからな。
まあいい、あ奴には犬夜叉かかごめが教えるじゃろう。