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・・・・・・・・・・第530話『卒業』

狒々の奈落
もう、何と云うべきか・・・・とにかく状況報告に入ります。

『卒業』===題からして妙に意味深です。

冒頭は、回想シーンから始まります。

奈落(=鬼蜘蛛)の回想、それは、亡き桔梗への憧憬。

ハア~~~長い間、鬼蜘蛛を取り込んでいたせいで、本当に、奈落と鬼蜘蛛は同化してますね。
桔梗への想いに影響されるのが嫌なばっかりに、あんなに大げさな仕掛け(白霊山崩壊)までして、一度は、人間の心(=鬼蜘蛛)を放棄したのに。
結局は、再度、取り込む羽目に陥って、今に到るまで、そのまま。
もう、奈落=鬼蜘蛛と云ってもいいでしょうね。

全てが、其処から始まりました。

「長かったな 桔梗―――」=====奈落

奈落の想いは、とどのつまり、何時だって、桔梗に辿り着くんですね。
もう、完全に恋い焦がれた相手としか云い様が無い有り様です。
桔梗への想い故に、魂を、身体を、妖怪どもに差し出した鬼蜘蛛(=奈落)。

奈落の手には完成した黒い四魂の玉。

完全に奈落の汚れに満ちて曲霊が入り込む隙すら黒く汚れています。

側には、りんちゃんが、気を失った状態で倒れています。

りんちゃんの周囲に立ち込めている靄(もや)は、曲霊の一部でしょうか。

本体の大部分は、兄上に消滅させられましたから。

夢幻の白夜が、奈落に訊ねます。

「玉を使って何をするつもりだい。」=====白夜

《なにもない》=====奈落の返答

あの~~半妖から完全なる妖怪になると云う目的は???
もう、殿にとって、それは、どうでも良い事になってしまったのですか?
そりゃ、考えてみれば、半妖の時代から、並みの妖怪などよりも遥かに強い方でしたけど・・・・・。
昨年の10月31日に『奈落の孤独』という題でブログで考察してるんですが、やはり、虚しいだけでしたね、殿。
今や、目的の為の手段自体が、目的に摩り替わってしまっているではありませんか!

何もないからこそ、奈落は決心します。

犬夜叉達との闘いを、そして全てを闇で覆い尽くす事を。

(その先に何があるのか―――)===奈落の独白

仮に、犬夜叉達を倒し、全てを闇で覆い尽くしたとしても・・・・。
多分、何も無いでしょうね。
殿が、真に、望んだのは、桔梗という光なんですから。
桔梗こそが、殿を救える唯一の光のような存在だったのですが、又、同時に瘴気に満ち満ちた殿にとっては、どんなに憧れても絶対に手に入らない存在でもありました。

場面は切り替わって犬夜叉と楓との問答。

かごめは、現代に戻っていました。

高校には、メデタク!補欠合格していました。

そして、中学の卒業式シーン。

式が終わって友達との楽しいお喋りタイム。

場面は、再度、奈落サイドに切り替わります。

今回は場面が頻繁に切り変わります。
アッチ行って、戻って、コッチ行って、又、戻って。
もう、慌しいったら!


ゴオオオ・・・風の音が、一層、不気味さを演出しています。

おどろおどろしい洞窟の中、曲霊に憑依され横たわる、りんちゃん。

中央には汚れた四魂の玉を持った奈落。

その少し後方に夢幻の白夜。

(光は死んだ。)=====奈落の独白

《光=桔梗》
焦がれて焦がれて、同時に憎んだ、奈落にとっての桔梗という存在。
『可愛さ余って憎さ百倍』という言葉がピッタリです。

奈落の手の中に沈んでいく四魂の玉。

四魂の玉を取り込んだ奈落の体が!

変化していきます。バキバキと音を立てて・・・・。

その巨大化した触手の間に見えるのは、りんちゃん!!!

だっ、大丈夫なんですか! りんちゃん?
まさか、奈落に、殿に取り込まれたりしないでしょうね???
一体、りんちゃんを、どうする気なんですか???
それに白夜も、どうするんですか?
何もかも一緒くたに、自分の内部に取り込んでしまう積もりなんですか???
殿ぉ~~~~~~!!!

場面は、もう一度、現代に。

卒業式を終え、戦国時代に戻るかごめ。

いいのか?そんな悠長な事で!
そりゃ、かごめにとっては人生の一大事かもしれない。
でも、生きるか死ぬかの戦国時代の感覚からすると、『何を考えてるんだ!?! 』と言いたくなりました。
特に、りんちゃんが攫われてるってのにぃ~~~~~~!!!
兄上が、助けに行ってるから良いってのか???
いたいけな幼女が、奈落に、攫われたんだぞぉ~~~!
もっと心配してやっても良いんじゃないのか???
アッ、でも、霊力の封じられている今のかごめじゃ戦力にならないし・・・・。
現代では、流石に、奈落も出が出せない。
一番、安心できる場所では・・・・あるか。
でも、やっぱり・・・・・どう考えても納得できない!!!

じいちゃんやママ、弟の草太に見送られています。

相変わらず惚けた爺ちゃんの卒業&高校入学のプレゼント。

ママが、かごめを抱き締めて送った言葉は・・・・・

「よくがんばったわね。卒業 おめでとう。」

何だか凄く意味深な物を感じてしまうんですが・・・・・。
これって、もしかして、現代への決別になるんでしょうか???
かごめが、いずれ、現代か、犬夜叉の居る戦国時代か、どちらかを選択しなければならなくなるという問い掛けが、以前、有りましたよね。
それに対する伏線か?と思ってしまったんですが???

現代から一転して、場面は、再度、戦国時代に戻ります。

空を見上げる珊瑚と弥勒。

不穏な気配が立ち込める空。

楓(+七宝)、琥珀も空を見上げています。

琥珀は戦闘装束を脱ぎ、ごく普通の村人の衣装です。

琥珀の格好から導き出されるのは、今回の最終決戦に、琥珀は、参加しないという事ですか???
これも納得出来かねる事です。
もう戦線に復帰しない積もりですか???
これからは、自分が殺した人々の菩提を弔って生きていくとでも???
桔梗の光は、もう、奈落との闘いに、一切、関わって来ないんですか???


邪気が拡がる空を見上げる犬一行の許にかごめが戻ってきました。

遂に最終決戦が始まるようです。

最終決戦は、構いませんが、出来るだけ長く引き延ばして下さい。
一年だろうが、二年だろうが、イヤイヤ、三年でも構いません!
『犬夜叉』が終わってしまったら、殺りん展開が、見れなくなってしまいます。
イエ、もし、『犬夜叉』が終了しても、代わりに『戦国お伽草紙 殺生丸」を連載して下さるのと云うのでしたら、話は別なんですが・・・・・。

取り急ぎ、今週は此処まで。以下次号となっております。

考察は、後程、追い追い、挿入していきます。

何だか、今回は、疑問符(???)が、やたら多いサンデー情報になってしまいました。



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