ムムムッ・・・・第544話『中心』 対峙する兄上と珊瑚、しかし、事態は急変します。 かごめの矢により大きな打撃を受けた大蜘蛛、ラスボス、奈落の巣。 処構わず、綻びを見せ始めた巣の内部。 そんな中、生じた裂け目から漏れる光。 兄上の鋭敏極まりない嗅覚が、奈落の臭いを捉えました。 珊瑚への裁きは一時、保留、光の方へ急行される兄上。 場面は切り替わって、犬かご+弥勒へ。 巣の中心に辿り着いた犬一行。 かごめの破魔の矢を受けたラスボス奈落、殿は、大幅に体が欠損したままです。 左腕、左足、下腹部の一部が消滅しています。 それにしても、ギリギリ、読者の皆様の公開に耐え得る部分をセレクトしたヌードで御座いますな。 ヤバイ部分は、かごめの矢により消滅したようです。 下手に再生されても、目の遣り場に困りますしね。 それにしても、奈落は、殿は、どうして、そんなに、堂々とされているのでしょうか??? 少しは、羞恥心を持って頂きたい物で御座います。 何故、私達、読者が、恥ずかしがって、当の御本人さまが、ああも、誇らしげなのか??? ウムム・・・・理解に苦しみます。 それとも、それが、『露出狂』の心理なのでしょうか??? そして、何より、四魂の玉の内部に光が、戻っています。 ほぼ、光と闇が、拮抗している感じです。 まるで、道教のタオの太極図を見ているかのようです。 欠損奈落が、犬夜叉を挑発します。 「くくく・・・わしを殺すなら今だぞ。」 奈落の挑発のままに、冥道残月破を撃ち込もうとする犬夜叉。 相変わらず、挑発に、素直に乗りますね、犬夜叉。 殿が、あからさまな挑発をする時は、絶対に、何か、それなりの策が有るに違いないのに。 少しは、疑ってみたら??? まあ、それだけ、裏が無い性格なんでしょうが。 何と云うか、常に、直球のみで勝負する投手のように思えます。 少しは、変化球でも投げたら???と思わずにいられません。 しかし、足場が、大きく揺らぎ、狙いが外れました。 一方、此方は、奈落ランドの別方面、七宝が、光を目指して移動しています。 そんな七宝の目の前に、突如、出現した巨大な冥道。「げえ」 かなり離れた処に居るのは、夢幻の白夜 やはり、白夜は、奈落と、殿とリンクしているようです。 相変わらず、殿と同じ部分が、欠損しています。 このままなら、もし、殿が、消滅した場合、白夜も、全く同じ道を辿る事になる訳ですね。 以前、殿が、珊瑚の新生飛来骨で、体を、砕かれた時は、白夜に、何の影響も無かったのに・・・・。 最終決戦に向けて、万が一にも、裏切られないように、先に、殿が、何らかの手を打ったのでしょうか コソッと隠れて様子を窺う七宝。 何をするのかと思いきや、白夜が、今まで、一度も抜こうとしなかった背中の剣を抜きました シャッ・・・何と、その剣には、刀身が、有りません シュ―――すると、見る間に刀身が現れてきました。 黒い刀身、驚く七宝に、白夜が、声を掛けてきます。 (やっぱ、バレテタ?) 驚いた事に、黒い刀身は、冥道残月破の妖力を吸収した物だそうです。 而も、白夜の独白によると、一度しか使えないらしいです。 吸収出来たと云う事は、逆に、その妖力を放出する事も可能と思って良いのですよね。 もしかして・・・・奈落は、殿は、それを、犬夜叉達に、ぶつける積もりなんじゃ??? 可能性としては充分に有り得ます。 殿は、敵の力を、逆に、利用するのが、お得意ですから。 白夜自身も、そろそろ、事の決着が近いと見ているようです。 七宝を見逃して(この場合、単なる無視?)姿を消します。 一方、再度、スポットは、犬かご+弥勒一行に戻ります。 冥道残月破を撃とうにも、足場を乱され、的を定められない犬夜叉。 そんな犬夜叉を嘲るラスボス奈落、殿に対し、破魔の矢を撃とうとする、かごめ。 しかし、すかさず、手を打つ殿であります。 瘴気を溢れさせ、かごめと弥勒を攻撃します。 今までとは格段に毒気が強い瘴気、人間ならば、簡単に殺せるレベルです。 戦いは、益々、両者、形振り構わぬ総力戦の様相を呈してきました。 一方、此方は、奈落ランドの別方面、大蜘蛛の巣の中心を目指す、兄上、珊瑚(+雲母)、琥珀、りん、(+阿吽)の御一行様です。 りんちゃん(=お姫様)が、目を覚ましました。 兄上(=王子様)を見て喜ぶ、りんちゃん。 瘴気が、急に溢れてきました。 りんちゃん(=姫)を庇う琥珀(=従者)。 そんなりんちゃんに瘴気を防ぐ自分の防毒面を被せる珊瑚。 「りん、ごめんね・・・」 「先に行く!」=この言葉を残し、現場へ急行する珊瑚。 最早、完全に、己の生死など度外視しているのでしょう。 珊瑚の生きて戻らぬ覚悟が、痛いほど、ヒシヒシと伝わってきます。 防毒面を、りんに譲ったのが、その証。 悲壮な決意を胸に、大蜘蛛の巣の中心に、迫らんとする珊瑚。 その姿を見て、兄上の胸中に浮かんだ言葉は、(命懸け・・・か)。 今週は、兄上の上記の御言葉で終わっています。 以下次号となっています。 取り急ぎ、今週の『現場中継』を終わります。 [0回]PR