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サンデー情報◆第480話『最後の言葉』

鏡のロボ妖怪の鉄砕牙を破壊した事によって妖力が戻った犬夜叉。 顔も半化けから戻り鉄砕牙のヒビも消え元通りに。

ロボ妖怪の側に出てきた神無。 両腕は欠け落ち右目から顔半分にヒビが入り、首にも、腹部にもアチコチどこもかしこもヒビだらけ(正しく満身創痍とはこの事ですわ)

そんな神無を見て鉄砕牙を鞘に収める犬夜叉 『失せろ。』

それを崖の上から見ている白夜 『んー?』 『トドメささねえのか?』 不思議がる百夜。

『神無、おまえも、どうせ奈落の野郎に死ぬまで闘えとでも命令されてんだろ。』
『斬ったって寝覚めが悪いだけだ。』
優しいなあ、犬夜叉・・・・・こういう処が皆に愛されるのね。

弥勒や珊瑚、かごめも犬夜叉に同意する。

『確かに、これ以上の闘いは無益だ。それに・・・・ここまで壊れた神無に奈落も未練は無いかもしれん。』
『ああ・・・・生きのびられるかも・・・・』
『行きなさい、神無、もう終わったのよ。』

かごめの言葉に不思議そうな神無 『終わり・・・・・?』 周囲に飛び交う最猛勝たち・・・ブブ・・・・

しかし、その神無に更に下される奈落の指示(終わってはいないぞ、神無・・・・)
『くくく、愚か者どもが・・・・あれほど苦しめられた神無を見逃すだと?』
『きさまらの善人面には反吐が出る。』
(神無よ、最後の仕事だ。犬夜叉達を道連れにしろ!』

『どうしたの、神無? あなたは、もう自由なのよ。』 かごめが声をかける。

(自由・・・・・?) その言葉に戸惑っているような神無。

(やれ、神無!) 非情な奈落の命令。

ロボ妖怪が、神無が、ビシビシと音を立てて砕けていく。

カッ眩しい光とともに完全に砕け散っていく神無とロボ妖怪。

破片が辺りに激しく飛び散る。 小さな破片がかごめの目に

(光が奈落を殺す・・・・)かごめの心に聞こえてきた神無の声。
かごめの脳裏に浮かんできた黒い四魂の玉の映像。 その汚れた四魂の玉の中に見える一条の光。
(神無・・・・あなたが見せているの? この光が奈落を殺す・・・・・?)

地面にクレーター状の穴を残し消え去った神無とロボ妖怪。

『跡形も無い・・・・』 弥勒がつぶやく。

『あーあ、かわいそうに。』 台詞とは裏腹に、さして残念そうでもない白夜。
『冷てえな、奈落も。』・・・・・お前もな!!!
『おれも気をつけないとな。』
・・・・・・今後の身の振り方でも考えろ!◆!何となく裏切りの布石を感じさせる百夜のこの言動。ここまで血も涙も無い仕打ちをされると、どうするべきか考えもするわな。
折り紙を出して幻術でその場を去る白夜。

『死んだか、神無・・・』
『結局、やつらの一人も殺せぬまま・・・・無念だったか・・・・・?』
『ふっ、そんな事も感じていなかったか・・・・・心を持たぬお前は・・・・』

クレーター状の穴に残っていたのは◆ひび割れた鏡

『馬鹿野郎が・・・・・』
『神無は、俺達を殺すつもりだったんじゃろうか』
『違うわ・・・・・』
『神無は、本当は・・・・死にたくなかったのよ。』
(だから――――最後の言葉を私に届けた・・・・)(光が奈落を殺す。)

神無、あなたの心、私が受け取ったわ。かごめに最後の言葉を託して神無は散った。
以下次号となります。 奈落の非情さが結局は奈落自身に跳ね返ってき始める気配が漂ってきました。
百夜も今回で如何に奈落に忠実であろうと一切、斟酌せずに捨て駒とされる神無を見て何かを思った筈。 そろそろ兄上ご一行が登場して下さるかな???

追記◆◆:新作状況=現在※五千字程度です。ヒッホハッホ ゼイゼイまだまだサンデー情報書くのに時間を取られちゃった。 疲れたよぉぉぉ・・・・  少し休ませてぇぇぇ・・・・・・

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