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アウッ・・・・第533話『玉の気配』

狒々の奈落
先週に引き続き凱甲奈落の猛攻から始まります。

冥王獣の凱甲、確か、最高の硬度を誇る代物でしたよね。

そんな物で全身覆われた分身と言うか、コピーというか、金太郎飴と言うべきなのか、とにかく奈落です。

これでは物理的攻撃は、全く効果無し。

隙を衝いて、ど突かれました、犬夜叉。 バキ!

そんな犬夜叉に大きな肉塊奈落が、獲物を甚振って楽しむかのように話しかけます。


事実、奈落は、殿は、遊んでいるのでしょう。
その気になれば、一気に片を付けられる物を、敢えて、そうせずにジックリと料理する積もりなのでしょう。
ジワジワと絶望と恐怖を味あわせて、犬夜叉達の心を闇に染め上げる。
それが、殿の御希望と思われます。
手の内に引き入れた獲物を、甚振って、甚振って、最後に止めを刺す猛獣を思わせます。


「くくく・・・凱甲で覆われた体、鉄砕牙も、歯がたたん事は、すでに判っているだろう。」

その言葉に珊瑚が反応して飛来骨で攻撃を掛けます。

ガガッ・・・ジュ―― 凱甲奈落の首が刎ねられました。

やったか!効果あり?と思いきや、何と二つに分断された身体が、そのまま再生して奈落が二体に!

襲い掛かってくる二体の凱甲、一体は奈落、もう一体は魍魎丸の風貌。

ここで犬夜叉が金剛槍破をお見舞いします。

しかし、これも大して効果無しです。

金剛石で出来た槍は肉塊に突き刺さりはするものの、バラバラと抜け落ちてしまいます。


これでは、埒(らち)が明きません。
そうなると、当然、次の技は、兄上に譲って頂いた、あの技しかありません。


このままでは、きりが無いと判断した犬夜叉が、冥道残月破を打とうとした矢先に、ボウ・・・ッと肉塊の先に透けて見える物が。

それは・・・・りんちゃん!

犬一行の驚いた様子を前に、肉塊奈落が、精神的揺さぶりを掛けます。

「小娘が、目を覚ましたようだ。」=====奈落

「どうせ、まやかしだ!」=====犬夜叉

「ならば、遠慮なく斬れ。」=====奈落
「小娘の幻ごと、すべてを冥道に葬り去るがいい。」=====奈落


奈落の、殿のような御方ならば、躊躇(ためら)う事もなく実行できるのでしょうが、犬夜叉達に、そんな事が出来よう筈もありません。
例え、あの映像が、“まやかし”だと思ったとしても、もし、万が一、本物だとしたら???==とてもじゃありませんが、出来ません。
殿、お得意の『幻影殺』で御座いますね。
敵の心の弱味を利用する方法でしたっけ。


そんな事を云われては打つ物も打てなくなります。

此処は『三十六計、逃げるに如(し)かず』

取り合えず逃げ出した犬夜叉に、かごめが、教えます。

四魂の玉を捜し出して壊すように、と。

完全に奈落に吸収されたと思っていた四魂の玉は、どうやら、未だ、元のままの形を保っているようです。

かごめが、その気配を感じ取りました。

四魂の玉の許へと急行しようとする一行を、何故か、分断する肉塊。

犬かご、弥珊、それぞれのパートナーと共にグループは二つに分かれました。


此処に来て罠の臭いがプンプンし始めました。
犬夜叉とかごめ、わざわざ、二人だけにして、さあ、楽しいショータイムの始まりと言った処でしょうか。
二人の間にある愛情を、信頼を、ズタズタに引き裂いてやりたいのでしょう。
そうした輝かしい光にも似た感情が憎い。
殿が、どんなに欲しても手に入れられなかった物。
殿の光(=桔梗)は消えました。
憎んで憎んで、でも、それは、殿の決して報われぬ愛情の裏返しのように思えてなりません。


ドクン・・・ドクン・・・不気味な鼓動の音、一層、強くなる四魂の玉の気配。

先を急ごうとする犬夜叉に対し、かごめは、何やら腑に落ちない物を感じます。

その危惧は、すぐさま、具体化しました。

犬夜叉が急変したのです!

バキバキと手の爪は先鋭化し、牙は長く伸び、形相が凶悪化しました。

妖怪化した犬夜叉が、かごめを!襲う!

瞳は血のように赤くなり、頬には父譲りの一筋の妖線が。

嘗て、心を喰われかけた時の犬夜叉の再現です。

犬夜叉の変貌に驚くかごめに、肉塊の壁に浮かび上がった奈落の目が、ほくそえむように教えます。

「気付かなかったのか・・・この奈落に汚された四魂の玉に近付くのが、どういう事か・・・」
「所詮、犬夜叉は、か弱き半妖・・・」
「たちまち玉の毒気に心を喰われたようだな。」


この、とんでもないピンチを、どうやって乗り切るか???
こうなったら、是が非でも、封印されたかごめの霊力を、無理矢理にでも目覚めさせなくてはなりません。
本来のパワー全開でなくても構いません。
曲霊に封印される前のレベルで充分ですから。
(それでも凄い!)


訂正入れます
此処は、何が何でもフルパワーです
そうでなければ、乗り切れません
つい先程、どうも気になってコミックスを読み返してみました。
36巻の五話、通産355話、『鬼の腹』を読んでみて下さい。
アニメなら最終話を、ご覧になって下さい。
奈落に鬼の腹の中におびき寄せられた犬一行が、どうなったかを。
どうやっても鬼の腹の中から出られない状況にあって、遂に、犬夜叉は、四魂の欠片を鉄砕牙に使います。
わずか一欠片の邪気、それだけで犬夜叉は、妖怪化したのです。
見るに見かねて、かごめが、犬夜叉の許へ駆け付け、何とか妖怪化を止めましたが・・・・。
当時の状況下に比べても、今回は、格段に分が悪い 悪過ぎる
汚れた四魂の玉は完成し、しかも、今、居る場所は奈落の体内。
以前の霊力回復程度では、到底、この最悪の状況は回避出来ません
ここまで追い詰められた以上、最早、残された道は、かごめ本来の凄まじい霊力回復に賭けるしか無いのです
曲霊を倒さなければ、かごめの霊力回復は難しいと思ってました。
しかし、これだけ危機的状況では、かごめの自力での霊力回復も有りだなと思えてきました。


この犬かごピンチで少なくとも二回は潰れるのでは???
一回で片が付くとは、到底、思えません。


このペースで展開するとなると、兄上の御登場が年内に有るか、どうか、甚だ心許無くなって来ました。
縦(よ)しんば、御出座しになったとしても!ですよ。
まず、完全に生殺し状態に置かれるだろうと予測致します。
殺りんファンは、先が知りたくて、知りたくて、のたうち回って新年を迎えるような気がします。


それはそうと、邪見は? 阿吽は? どうなったんでしょうか
管理人も緊迫した場面に気を取られて、スッカリ、彼らの事を忘れてました。
許せ、邪見よ、阿吽よ、申し訳ない
何処かで、やさぐれてるんでしょうか
それとも、邪見の事だから、少しでも兄上の側に行きたくて、阿吽に乗って、現場近くで待機してるとかでしょうか


以下、次号です。
今週の現場報告、ひとまず終了。

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