かごめリサイタル◆第554話『高校生活』 今回は、かごめのリサイタル(=独奏会)です。 もう最初から最後までズ――――ッとズ――――ッと、かごめオンリー 犬夜叉(チョロッと回想シーンで出て来るだけ)も、殺りんも、弥珊も、誰一人としてレギュラー陣は出てきません。 場面は、かごめの高校生活から始まります。 仲良しの友人たちと、ごくごく普通の高校生活を送ってます。 お店によってショッピングしたり、ハンバーガーショップに寄って高校生らしいお喋りをしたり・・・。 やはり、この世界は、四魂の玉が作り出した、まやかしだったようです。 ママが、草太が、じいちゃんが居て、いつも通りの生活をしてるんですから。 この何一つ、異変が起きていない平和な生活、これ自体が、まがい物の世界の証明です。 実際には、骨喰いの井戸が消滅して、かごめの家族は、大ショックを受けてる最中なんですから。 平和な高校生活を送りながらも、何か、違和感を感じ始める、かごめ。 弓道部の弓を射る姿、実家の神社には無かったはずの現代風の物置。 特に、物置を見て、かごめが何の気もなしに発した言葉。 「ここに祠・・・なかったっけ? 井戸の・・・」 以前の記憶が、ヒョッコリと出て来たのでしょう。 パラレルワールドの証明は、神社の由来が完全に失われている事からもわかります。 ご神木が風に揺らぐ、イエ、ざわめきます。ザワ・・・ かごめに覚醒を促すように。 引き寄せられるように、ご神木に近付くかごめ。 意識の表層に浮上してくる記憶は、封印された犬夜叉の姿。 一気に記憶が戻ってきます 四魂の玉――最後に四魂の玉を手にした者が、唯一の正しい願いを選んだ時―――玉は浄化され、この世から消える かごめの意識、恐らくは幽体(=魂だけの状態)が、現実の世界(現代社会の方)に戻ってきました。 そこに見えるのは、骨喰いの井戸の消滅に衝撃を受ける家族の姿。 必死に呼びかけるも、誰も、かごめに気付いてはくれません。(幽体だから) みんなが、自分に気付いてないと知った、かごめに話しかけてくるのは・・・。 かごめの破魔の矢に射抜かれた四魂の玉 (井戸は閉ざされた。もう、おまえに行き場はない。) 射抜かれた衝撃でしょう、パリパリ・・・と音が。 闇の中、存在するのは四魂の玉と、かごめだけ。 奈落が、殿が、いみじくも仰ったように、本当に『魂の戦い』が始まるようです。 以下次号となってます。 今回で、もう、かごめが、贋物(にせもの)の世界に気付きました。 早いっ もう暫く、二・三回くらい、この、まやかし世界で引っ張るかと思ってました。 となると、次回辺り、犬夜叉が、登場してくるのでしょうかね [0回]PR