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艱難辛苦、汝を玉にす

冥道残月破
確か、『路傍の石』に出てきた語句だったと思います。『艱難辛苦、汝を玉にす』
何しろ、子供の頃の記憶。でも、妙に心に響いた言葉で、未だに忘れられません。
この言葉を思い出す度、真実、そうだなあと納得できるので。


ハッキリ云うと楽しい経験よりも辛い苦しい経験の方が後々まで役に立ちます。
その点、兄上にとっての今迄の試練は必要な物だったと思えます。
兄上は、妖怪の中でも飛び切りのエリートとして生まれ育った御方。
生まれ持った優れた資質故に、殆ど苦労らしい苦労もなされずに此処までこられた筈。
ですから、異母弟の犬夜叉に鉄砕牙で左腕を斬られた事も、風の傷で瀕死の重傷を負わされた事も、全て兄上が更なる成長をされる為にどうしても必要な経験だったと今は思えます。
そうでなければ、兄上は、りんちゃんに出会う事も無く、未だに力のみを追い求める、プライドばかり高い、どうしようもない駄々っ子妖怪でいた事でしょう。


とにかく、ボンボンは打たれ弱い 環境が、彼らを、そうさせるのでしょうが。
ギリギリの状態に追い込まれ、其処から這い上がってきた者の強さは並大抵ではありません。
だから、たたき上げは強い。どん底から這い上がってきてるから。
幸い、兄上の負けず嫌いは、尋常ではありませんでしたから、並みの精神の持ち主のボンボンなら、とっくの昔に放棄してしまうだろう鉄砕牙への執着を保持し続けました。(二度も痛い目を見たけど・・・・)


そして、その数々の試練から立ち直られ、弱き者を守る事を知り、鉄砕牙への執着を捨てる事によって真の強さを手中にされたのであります。
その辛抱我慢の結果が、りんちゃんであり、爆砕牙であります。
よくぞ試練に耐え抜いて下さいました 兄上 お見事で御座います。
人間じゃないけど妖怪ながら、一皮も二皮も剥けましたね。(何か、この表現・・・・沈黙)
やはり、人間も妖怪も、苦労は若い内に買ってでもするべきだなぁ~~と思いました。



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