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珊瑚

ほくそえむ御母堂様
今週号の珊瑚から弥勒への切ない口付け。
某サイトの管理人様が、最近のベストシーンだと仰ってますが、私も、そう思います。
珊瑚の弥勒へ想いが、余りにも切なくて、美しくて、胸にグッと迫ってきます。


殺りん至上主義の身なので、今迄、余り、珊瑚について深く考察した事が有りませんでした。
それで、改めて、原作のコミックスを、珊瑚登場のシーンから読み返してみました。


悲愴・・・・の一言に尽きますね。
退治屋の長である父を、弟を、それどころか、一族全員を殺され、滅ぼされた退治屋の唯一の生き残り。それだけでも悲惨なのに、更に、重傷を負った手負いの身でありながら、奈落に騙され、犬夜叉達と闘わされた珊瑚。


死んだと思っていた弟、琥珀は、四魂の欠片で命を繋ぎ、何度も奈落に利用されている。
珊瑚の奈落に対する怨み辛みは、尋常ではないでしょう。
母親は見当たらなかったので、多分、早くに亡くなった物と思われます。
ですから、琥珀は、珊瑚が、母代わりに育てたのでしょう。
年が五つ離れていますから、姉と云うよりは、母に近い存在。
だからこそ、一層、琥珀に対する想いも強い。
何度も殺されそうになりながら、それでも、弟を、琥珀を思い切れないのも、それが一因かと。


男顔負け、里一番の手練(てだれ)の腕前の珊瑚、もし、何事も無ければ、跡継ぎの琥珀の心強い補佐になっていた事でしょう。
亡くなった珊瑚の父親は、きっと、そう考えていた筈。
少々、頼りない跡継ぎ(琥珀)ではあるが、しっかり者の姉(珊瑚)が、付いていれば大丈夫だと。


アマゾネス=女戦士の名に誰よりも相応しい珊瑚。
強く美しい、そして、胸の奥深く女らしい優しい心を秘めている。
そんな珊瑚の真情が、今回程、強く深く感じられたのは、初めてです。
願わくば、奈落を討ち果たし、弥勒の風穴が消えん事を
そして、珊瑚との間に可愛い子供達が、何人も生まれますように


もう、こうなったら、(殺りん)も(弥珊)も(犬かご)も、みんな全て、幸せになれますように
高橋大明神さま 何卒、何卒、宜しくお願い致します


御礼
9月26日の19時台に拍手を送って下さった方に感謝します。
ポチッの一つが一つが活力の源になります。有難う御座いました。


新作状況
第三十九作目の新作現在の字数三千字台に入りました。
ちょっと詰まってます。ウ~~ン、どう展開させようか

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