殿 管理人は【殺りん至上主義者】ではありますが、奈落×桔梗、【奈桔】愛好者でもあります。 特定のキャラとしては、まず兄上、次に殿、りんちゃんの順に興味が御座います。 特に兄上と殿は、犬夜叉界の男性部門において一・二を争う美形でいらっしゃいます。 面食いの管理人としては、当然、この両名から目が離せないのであります。 そんな訳で今夜は奈落(=殿=鬼蜘蛛=無双)について考察してみようと思います。 衝撃的なまでに印象に残っているシーンが有ります。 ハイ、殿が、御自分で背中に浮き出た蜘蛛を剥ぎ取る、あのシーンで御座います。 何度、身体を取り替えても消えない鬼蜘蛛の火傷の跡。 どんなに消そうとしても消えない徴。 桔梗を恋い慕う鬼蜘蛛の象徴。 奈落の中には、基になった無数の妖怪の集合体と鬼蜘蛛、そして殿(=人見蔭刀)の三者が存在しています。 殿(=人見蔭刀)については身体を乗っ取った以上、とうに魂は昇天していると云う説が有ります。 しかし、管理人は、そう思えません。 そうそう簡単に魂と肉体を繋いでいる魂の緒が切れる物でしょうかね 『ナルト』の大蛇丸も、奈落のように何人もの人間を乗っ取って移り変わっています。 しかし、元の人間の意識は完全に消滅はしませんでした。 その考え方で行くと殿(=人見蔭刀)の意識も存在していると考えて可笑しくありませんよね。 コミックの方の殿は、登場シーンが少ない事から、今ひとつ、どのような御方だったのか読み取りにくいです。 それに、話の経過を追って行くと、どうも最初の登場の段階から既に奈落に乗っ取られている節があります。 一方、アニメの方では、まだ乗っ取られる以前の殿が登場されます。 見た限りでは、病弱という事もあって、美形だけれど如何にも気弱そうな御方です。 多分、気持ちの優しい御方だったのでしょう。 柔和な表情をされてました。 正直、影が薄い感じです。 弱肉強食の戦国の世、武家の跡取りが、ああでは困ります。 多分、遅かれ早かれ、他国に滅ぼされる運命にあったのではないかと思われます。 殿が奈落に乗っ取られて変わったのは、何と云っても、目です。 亡羊としていた蔭刀殿の目が、奈落に乗っ取られた途端、強い目の光を宿します。 邪悪ではありますが、強烈な意思を感じさせる目に 恐らく蔭刀殿の意思は、完全に、奈落に制圧されている物と思われます。 病弱な温室育ちと雑草とでは最初から勝負にならなかったでしょうね。 鍛え方が違います。 あれ程、強い意志を感じさせる目の持ち主であれば戦国の世で覇を競う事も出来たのでは 尤も、奈落には、そちら方面の野心は全然無かったけど(妖怪=半妖だから)。 結局、奈落の究極の望みは桔梗の心でしたもんね。 その為だけに、あれ程、大それた事を仕出かしたのかと思うと。 恋の力って凄まじい これは推測ですが、蔭刀殿も、桔梗に惹かれていたのではないかと思われます。 凛とした意思と美しさを兼ね備えた桔梗です。 蔭刀殿が、自分にない物を持った桔梗に恋しても、全然、可笑しくありません。 自分の中に存在する二人の男、鬼蜘蛛、蔭刀殿。 奈落のキャラが複雑になるのも当然ですね。 [0回]PR