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奈落が殿(=人見翳刀)の姿に固執する訳

狒々の奈落
本当は、昨日、このネタで、記事を書こうと思ってたんですが、爆弾並みのショック情報に接した物ですから、気力が萎えてしまって・・・・・。
今日は、少しは落ち着いてきたので記事に書き起こしておきます。
こういうネタは、思いついた時に書いておかないと忘れてしまいますから。



原作では、珊瑚と弥勒の絶望を糧(?肥やし?)に再生を果たした奈落(=殿)。
今度は、お身体まで鋼鉄仕様のようで、鎧もニューバージョン
色々と衣装や装甲は変化しますが、容姿だけは、人見蔭刀(=殿)のままです。



このネタを思いついたので、当初、弥勒が、登場したコミック第6巻を読み返してみました。
其処には、弥勒の祖父が、奈落と、どう関わったのか、その経緯が出てきます。
弥勒の祖父が、奈落と出逢ったのが、五十年前。
(丁度、犬夜叉が桔梗に封印された頃と合致)



数年に及ぶ弥勒の祖父との戦いの末、最後は、弥勒の祖父の手に風穴を穿ち姿を晦ました奈落。
その数年間の戦いにおいて、何度も、様々に姿を変えて出没した奈落。
最後の姿は、見目麗しい女性(にょしょう)の姿で現れます。
絵を見ると次から次へと姿を変えた事が、良く判ります。
(老若男女、色々出てます)



そして、現在は、人見家の若殿、人見蔭刀の姿に固定しています。
それまで、散々、姿を変え、他者を翻弄してきた奈落が、此処最近は、この姿に固執しています。
その理由は、多分、桔梗にあると思われます。



現在の殿の姿は、恐らく、今迄、乗っ取ってきた人間の姿の中でも、飛び切りの美形の筈です。
『犬夜叉』界でも、兄上と、一・二を争う美形(男性部門)と云っても過言ではないと思います。
鬼蜘蛛の心を深層心理の奥底深く埋没させていた頃は、それ程、容姿に拘らなかった奈落。
しかし、犬夜叉に、再び出会い、更に桔梗に再会した時、鬼蜘蛛の心が強く浮上してきたのでしょう。



そもそも、奈落という半妖が、誕生する切欠になった鬼蜘蛛の凄まじいまでの桔梗への執着。
鬼蜘蛛は、男ですから、当然、男の容姿を望みます。
そして、美女の誉れ高い桔梗を愛した事から判断して凄い面食いです。



当然、自分の容姿も美形を好みます。(美形好みだから)
『名無しのゴンベ』のノッペラボウとして出現した鬼蜘蛛の心は、美形の僧侶『無双』の顔を奪った程です。
(つまり、女に好かれる顔が欲しかった
奈落の中から一時、抜け出した時も、その美形好みは、色濃く反映されていたのでしょう。



桔梗に再会を果たした以後、奈落は、一貫して殿の姿を変えません。
今の美形の容姿が、相当、気に入っているからだとしか思えません。
(この容姿なら桔梗に疎まれずに済むという思いが強くあるのかも・・・・以前の全身火傷の鬼蜘蛛では女に好かれるのは、チョットと云うか、絶対無理でしたからね)



まあ、人間、誰しも、美形を好む物です、女も、男も。(勿論、例外は有るんでしょうが・・・・)
特に、男は、そうかも知れません。
だって、歴史上の英雄は、みんな美女を好んでますから。
時として、美女を得る為に戦争だって起こしてますからね。
(例::ギリシア神話のトロイ戦争が良い例です)


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