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ルイ14世

狒々の奈落

つい先頃、ヒョンなことから調べてみて真底ブッ魂消(たまげ)た人物です。
ルイ14世、言わずと知れたフランスの絶対王政の象徴のような国王さま。
彼の有名な『朕は国家なり』の台詞を残した御方です。
絶大な権力から『太陽王』とも呼ばれました。
ここまでなら絢爛豪華な栄光に包まれたイメージです。
でも、この王様の内情、私生活を知るにつけ管理人は「ウゲッ」と。
下の部分を御覧ください。
          


【歯抜けの太陽王】

ルイ14世は、侍医ドクトル・ダガンの主張する「はすべての病気の温床である」という説に基づき、12回にわたる手術の末、すべての歯を抜かれた。
しかも当時は麻酔もないため、歯は麻酔なしで引き抜かれ、抜いた後は真っ赤に焼けた鉄の棒を歯茎に押し当て消毒とした。
その後、歯の無いルイ14世は、8時間以上かけてくたくたになるまで煮込んだホロホロ鳥などしか食べられなくなった。
また、常に胃腸の調子が悪くトイレに頻繁に駆け込んだ。
時にはトイレから家臣たちに命令を下すこともあったという。
あまりにもトイレに行く回数が多かったため、衣服にも悪臭が染み付いてしまっていた。
その家臣たちは、香水を染み込ませたハンカチを鼻に当てて閣議に臨んだ。
          

(ルイ14世のある記事の抜粋)より     

フランス国王類14世(在位1643~1715)は物凄い臭いを発散させていたらしい。
17世紀には一般的にからだを洗う習慣がなかったから、香水が生まれたといわれている。
しかし、いくらふんだんに香水をつかっても当時の衛生的な欠陥を消すことはできなかった。
そして、ルイ14世がかなり臭ったとゆうことは同時代人すら認めていたらしい。
王と近くで話をしたり食卓を共にするのは、どんなにか苦痛だったことか・・
太陽王(ルイ14世)のキスは宮廷のすべての貴婦人が渇望する神々しい名誉ではあったが、とうてい楽しいものとはいえなかった。
フランスの歴史家ルイ・ベルトランは偉大な王の放つ特別な臭いにまつわる歴史的な謎を厳格な学問的態度で解き明かしてくれている。
彼は医師たちを診察した。
太陽王の三人の侍医だ。
この三人の医者は現実の人間に関する知識を欠いていて医者という身分意識と名声の高い大学で仕入れた医学的知恵で膨れ上がっていた。
その中の一人、ドクトル・ダカンは人間の全身のうち歯ほど危険な病気感染の巣はないと思っていた。
ふつうの臣下の口のなかなら、場合によっては歯を放置してもよかったが国王陛下ともなれば、歯がまだ健康であるかぎり、ことごとく引っこぬかなければならない!と強く思っていた。
はじめはルイもさからったが結局ダカンの「陛下の健康は陛下の栄光と同義であるから、歯をことごとく抜くことが陛下の栄光にとって必要なことなのだ」といった。
そして、侍医は日記にこうしるした。「陛下は私に、わが栄光のためならいかなることでもする用意がある、死んでもよい、とおおせられた」
ルイはヴェルサイユでの大抜歯で死にはしなかった。
しかし、王の下あごの歯といっしょに顎(あご)までくだき上あごの歯をぬくとともに口蓋の大部分を取り除いてしまった。
しかも麻酔なしの手術だった。
ルイ14世の下顎はしばらくすると癒着したが、取り除かれた口蓋はもちろんもう補充のしようがなかった。
医師ダカンはそんなことは気にしなかった。
一ヵ月後の日記で彼はこうしるした。
「殺菌の目的で、私は陛下の口蓋にあいた穴を14回、熱した鉄棒で焼いた」
これはもう、拷問のような治療だ~
(じゃなくて、完全に拷問ギョエ~~~~~
それ以後、どうなったかというと王がぶどう酒を飲むとグラス半分をすぐにまた鼻から噴出させるという騒ぎになった。
もっと始末が悪いのは王の口から鼻へむかってあいてる鍾乳洞のような穴にたえず固形の食べ物の大きなかけらがひどく複雑なへばりかたをして、ようやく何週かのちに鼻をとおって降りてくることだった。。
太陽王は歯のない口から、莫大な量の食べ物を噛みくだかず丸呑みした。
そのおそるべき食欲はすごいものだった。
17世紀では、この食欲は全王国にたいしてさずけられた神の祝福のしるしとみなされていたから。
しかし、本当は王は一生のあいだサナダムシ(寄生虫)に悩まされていたからだった。
(またまたウギャ~~~~~
そういうわけで、際限のない食欲を示して食べに食べたが、満足したためしがなかった。
昼食で一枚の大皿にアヒル、ウサギ、キジ、ヒバリ、ホロホロチョウ、シチメンチョウ、シャコを10~12時間、同じソースでグダグダに煮たものがだされた。
歯のない王はもう噛む事ができなかったから。
それで午後のあいだずっと、ひどい消化障害になやまされた。
あらゆる腸内ガスや嘔吐がおそって、出たものはたいてい、全く咀嚼も消化もされてないものだった。
だけど医師どもは大して心配しなかった。
胃よりも腸のほうが重要で、からっぽの腸こそ健康な腸なのだと。(
今日の医者が鎮痛剤をつかうのと同じように肉体と精神のあらゆる病気にたいして、しょっちゅう下剤を処方した。
ふつうの臣下は滅多に医者にかかることはなかったが王ともなると話はちがう。
王の健康維持にはーーーもっと上質の、もっとききめの強い下剤を毎日飲んでさえすれば十分だ!とされた。
それで、ルイ14世は毎日『ヘビの粉末と馬の糞尿と乳香をまぜあわせた汁』を飲まされたそうな。
驚くべきことに、この物凄い飲み物は、凄い効果を発揮し、一日に何回も、14~18回ぐらいお通じがあったと記録されている。
下剤の威力が凄過ぎてルイ14世がヴェルサイユ宮殿の廊下を走って・・もといお歩きになって、しばしば・・・そのために時間に遅れてしまうということは彼の個人的な責任ではなかったのである。
(以下もルイ14世についての記事の抜粋です)
          


「太陽王」を自称し、「朕は国家なり」の名言で知られる、ブルボン王朝の名君・ルイ14世。
この偉大な王様が、じつは痔に悩んでいたなんて、ご存知でした?

当時のベルサイユ宮殿に、トイレがなかったのは、有名な話。
貴族や使用人など、5千人もの人たちがみな、庭の植え込みや、カーテンの陰などで、こっそり用を足していたのです。
貴婦人たちのすその広がった優雅なスカートも、さりげなく“用足し”を隠すためのものだったとは・・。

そのうえ当時の記録によると、ルイ14世は、お風呂に入ったことがない!
ヒゲもほとんど剃らず、手も顔も、めったに洗わなかったとか!

さらに追いうちをかけたのが、当時独特の健康法。
侍医が「体によい」と称し、王様に1年に200回以上も浣腸し、下剤を与えていたのです!

この結果、ルイ14世は「痔瘻(じろう)」に悩まされることになりました。
(これは、不衛生さと、肛門への重すぎる負担が、いかに痔によくないかを証明するエピソードでもあります)

この王様の痔には、薬も効かず、侍医もサジを投げました。
これを外科手術によって治したのは、当時の医者としては最も地位の低かった、外科医の1人でした。
半年間、下層階級の人々を実験台に練習したおかげで、この手術は、みごと成功。
この外科医へは、侍医の3倍もの報酬と、貴族の位が贈られたそうです。

 

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