マキャべリスト奈落 マキャべリズム=15世紀、ルネッサンス時代、イタリアのマキャべりが『君主論』で唱えた政治思想。 権謀術数主義、目的の為には手段を選ばないことを意味する。 上記の思想は奈落の行動にピッタリ符合します。 よって、奈落は【マキャべりスト】と断定いたします。 目的の為には手段を選ばない。 ハイ、これまでの殿のなさりようを、これ以上、上手く表現した言葉は他にございません。 勿論、容赦なく他者を目的の為に利用していますが、それは、自分(=鬼蜘蛛)にまで及んでいます。 目的の為には己が魂までも妖怪どもに差し出したんですから。 奈落こそは、究極のマキャべりストと云っても差し支えないと思います。 ンンッ むぅ~~~~やはり、奈落と鬼蜘蛛は密接不可分ですね。 奈落の行動は、そのまま鬼蜘蛛の行動に重なり合います。 というよりも奈落自身が鬼蜘蛛の意思に引き摺られてるような感さえあります。 もう、奈落が鬼蜘蛛なのか、鬼蜘蛛が奈落なのか、判らないくらい混じり合ってしまっている。 融合していると云っても構わないでしょう。 だからこそ、一旦は、外部に出した人の心(=鬼蜘蛛)を取り込まざるを得なかった。 勿論、桔梗に対抗する為ですが、それだけでは有りません。 最早、分かち難い半身となっていたからでしょう。 更に云うなら、奈落は、人見蔭刀(ひとみかげわき)を乗っ取ることにより、殿の個性をも受け継いでいると思われます。 借態(しゃくたい)とは云え、本来の所有者の個性が滲み出てくるはずです。 一国の城主たるべく受けた教育、資質、人格、端整な容姿。 上記が混ざり合って、殿は、一層、複雑な魅力を備えるに到りました。 (桔梗と犬夜叉を罠に掛けた部分を見て下さい) (『巡りあう前の運命の恋歌』御覧になって下さい。) 当初の【鬼蜘蛛+奈落】は、アニメで見る限り、非常に粗野な感じがします。 きっと、その違いを際立たせる為にも、声優さんを変えてるんでしょうね。 殿を取り込む前の奈落の声は森川さんではありませんから。 [0回]PR