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トラップ名人◆奈落

狒々の奈落
新作の関係で最終決戦の部分を何度も読み返してるんですが・・・・。
つくづく感じ入った事があります。
それは、奈落=殿のトラップの上手さです。
ええ、もう呆れる程の上手さですね。
一つ仕掛けられたトラップが次ぎのトラップへと繋がっていく。
二重三重の多重構造になってます。
殿、何故に、この素晴らしい頭の巡りの良さを、悪巧みなんぞに浪費遊ばしました
もっと有効に活用してくれてたら・・・・と思わずにいられませんぞっ




兄上と犬かご&弥珊が奈落玉に入って、まず仕掛けられた第一の罠。
まず、犬かごと弥珊の二組を別々に隔離する事から始まりました。
犬かごには、わざと四魂の玉の存在を匂わせ、犬夜叉を妖怪化させました。
妖怪化した犬夜叉にかごめを傷付けさせ、命の危険を感じさせた上で瘴気の矢を渡します。
その矢で犬夜叉を射抜けと卑劣な誘いを。
勿論、それを拒否したかごめは、妖怪化した犬夜叉に押され奈落の底へ
(・・・・シャレじゃないんですが)




一方、弥珊の方には、珊瑚に精神的重圧をかけます。
何時、弥勒の風穴が裂けるのかと怯える珊瑚に酷(むご)すぎる場景を見せ付けます。
そうした精神攻撃を掛けた上で波状的に触手攻撃を開始。
ピンチに陥った珊瑚を救う為には風穴を開かねばならない状況に追い込みます。
唯でさえ、危うくなっている風穴。
それを開いた事により、益々、次はないと思い知る弥勒。
自分ばかりか珊瑚まで吸い込んでしまうかもしれない風穴。
その怖れから珊瑚と別行動を取る弥勒でした。




一方、奈落の底に落ちたかごめは、兄上と遭遇。
勿論、これも殿の計算の内なんでしょうね。
りんちゃんの匂いを餌に兄上をおびき寄せます。(+かごめ)
目の前にりんちゃんが居ながら、今度は奈落に拉致されてしまいます。
妖怪化+曲霊に憑依された犬夜叉と否応なく闘う羽目になる兄上。
天生牙でなければ曲霊を斬れない以上、此処で何としても片付けておく必要があります。
でないと、またぞろ、奈落と組んで、どんな悪さを仕出かすか。
結局、かごめの奮闘もあって曲霊を首尾よく消滅させた兄上。




曲霊消滅により霊力が回復するかごめ。
それも今までに無い本来の強力な霊力です。
かごめの霊力によって、りんちゃんの匂いの所在が明らかになります。
匂いを追って現場へ急行する兄上。
その兄上の前に立ちはだかる触手。
どうしても兄上の到着を遅らせたいのです。
何故なら、珊瑚が飛来骨で幻の奈落ごと、りんちゃんを引き裂こうとしていたから。




そして同時進行していたのは珊瑚と同様、弥勒に幻を見せて風穴を開かせようとする罠。
おまけに、あわよくば犬かご達をも風穴で吸い込ませようって手の込んだ仕掛けです。
この記事を書いててホトホト殿の悪巧みの上手さに感心します。
これは、間一髪、犬夜叉が間に合って阻止。
そして、かごめが破魔の矢で殿を直接攻撃。
破魔の矢の直接攻撃を受けた殿は、体を大きく破損。
それは、奈落玉が大きく揺らぐ原因となり、同時に分身の夢幻の白夜も殿と同じ箇所を損傷。
白夜が見せていた殿の幻は消え失せます。
それにより飛来骨の軌道が僅か~~にそれ、りんちゃんは無事。
駆け付けた兄上は、その一部始終を見てしまったのでありました。
もし、後一瞬、かごめが破魔の矢を射るのが遅かったら・・・・・
殿の思惑通り、りんちゃんは珊瑚に殺され、珊瑚は兄上に殺されていたでしょう。
ヒイィ~~~怖ろしく際どい時間差でした。




ここまでで殿の罠の大部分は終了します。
しかし、最後の大仕掛けが待っています。
夢幻の白夜が刀身のない刀に仕込んだ冥道残月破の妖力。
その刀で、かごめを斬る事により成立する罠。
殿の命運が尽きるとともに発動し、冥道に、かごめを吸い込みます。
時渡りの力を持つ骨喰いの井戸を消滅させて。
以後は、皆さまも御存知の結末へと雪崩れ込んでいきます。
タア~~~書いててコッチが疲れちゃった
ゼイハア・・・ゼッゼッ・・・ハアハア・・・



御礼
10月29日に拍手とメッセージを贈って下さったリクイド様へ。




ウルウル~~~
有難うございます
新作に呻吟しておりました管理人に取って凄く嬉しいメッセージです。
ヒイヒイ云いながらも何とか新作『赤心(せきしん)』が完成しました。
明日にでも公開しようかなと思ってましたが・・・・。
何と明日はハロウインでしたね。
現在、使用しているテンプレートはハロウイン仕様なので11月に変更する予定です。
そんな訳で11月早々に公開しようと目論んでいます。

  
                  猫目石

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