キャラ言葉 昨日※上記の画像は『ぱたぱたアニメ館』よりお借りしました。 URL=http://www.pata2.jp/ 今日は、お雛さまなのでアイコンも、それに相応しい物を使用しました。 管理人が小説を書く際、気を付けている事が二・三有ります。 中でも、特に気を遣っているのが登場人物の言葉遣いです。 犬夜叉、かごめ、弥勒、珊瑚、七宝、兄上、りんちゃん、邪見、奈落、桔梗、それぞれキャラの持ち味が最も良く出るのが言葉遣いです。 それぞれ、キャラに相応しい言葉を遣っているか その点に非常に神経を尖らせます。 何故かと云うと、わずか一語でも間違った言葉遣いをさせると物語世界が崩壊するからです。 例えば、兄上を引き合いに出してみましょう。 兄上が御自分の事を云う場合、「私」や「己」、「自分」辺りまでは許容範囲です。 しかし、絶対に「俺」は有り得ません。 (仮にパラレルで現代物ならば兄上が「俺」を使っても違和感は有りませんが、原作モードでは絶対に無いです) 「俺」を使って可笑しくないのは犬夜叉・鋼牙・弥勒(不良化した時)です。 兄上に相応しいのは御曹司(=良い所のボンボン)らしく雅(みやび)な上つ方の言葉遣いです。 逆に犬夜叉が「私」とか「己」なんて遣った場合を想像してみて下さい。 物凄い違和感が生じる筈です。 犬夜叉には、少々、荒っぽい物言いが似合ってます。 貴族の母が生きていた幼い頃は上品な可愛らしい言葉遣いをしていたのでしょうが、その後、一人ぼっちで生きていく内に、ああした乱暴な物言いが身に付いたのでしょう。 野育ちで粗野な少年。 でも、容姿と身なりに滲み出る血筋の良さ。 それが、彼の持ち味なのですから。 かごめが桔梗のような物言いをしないように、桔梗がかごめの物言いをする事も有り得ません。 そうした事を考えると言葉遣いはキャラの環境や性格などが色濃く滲み出た履歴書みたいな物と考えても良いのかも知れません。 熟練した読み手はハンターのような鋭い嗅覚を備えています。 極々、僅かな違和感でさえ嗅ぎ取るというか読み取り、察知します。 だからこそ、不注意な、たった一語、ほんの一句が命取りになるのです。 それまで苦心惨憺して構築した物語世界を一瞬で崩壊させる危険性を孕んでいるのです。 御礼 3月2日に拍手を贈って下さった方々に感謝致します。 (0時、22時)の方々、どうも有難うございます。 と~~~っても励みになります [0回]PR