第529話『玉の完成』 気を取り直して・・・・『犬夜叉』第529話、参ります。 「Requiem」では、どうしても気分が引き摺られそうになるので、バックミュージックを変えました。 ゲーム『幻想水滸伝Ⅲ』に姫神が提供した「愛を超えて」に。 フウ~~何とか、書き出せそうです。 それでは、行きます 冒頭のシーンは、弥勒(肩に七宝)と楓から始まります。 りんが、妖怪に乗って何処かに行ってしまった経緯(いきさつ)を二人に説明する邪見。 ウム~~~普通っぽいな、弥勒。 曲霊に操られてはいないのか イヤイヤ、そう簡単に判断しては、イカン あんな邪気を吸っておいて元通り、それどころか、気分が良いなんて・・・。 一応、不安要素として心に留めておかねば・・・・。 七宝に失態をなじられ、反駁する邪見の内心は、例によってドキドキ。 兄上に殺される前に、真剣に逃亡を考える邪見の前に、いきなり御出座しになった兄上。 「曲霊は生き残っていた・・・か・・・」=====兄上 この言葉を発するや、いなや、その場から飛び去っていかれました。 曲霊がりんを連れて行った先は、何と、奈落、そして、その目的は、兄上の刀を封じる事にあるそうです。 邪見じゃないけど、ドキドキ、大丈夫でしょうか??? もう、心配で、心配で。 何がって、そりゃ、もう、りんちゃんと兄上の事ですよ! 邪見を折檻もせずに飛び去っていかれた兄上の態度で、事態が、如何に深刻か判ろうと云う物です。 深刻じゃなければ、兄上が、『監督不行き届き』と、邪見に、シッカリと焼きを入れ、イエ、お仕置きをなさった筈なんです。 どうか、両名とも、無事に戻ってきて下さぁ~~~い 殺りんの片っ方でも欠けるのは絶対に嫌ぁ~~~~~ 場面は一転して、此方は、修羅場です。 やっと、これから、姉弟一緒に生きていけると思った矢先の悲劇。 欠片を失い息絶えた琥珀を抱き締め、涙に暮れる珊瑚。 こんな珊瑚は、初めて見ます。 誇り高く美しい女戦士、アマゾネス珊瑚が、身も世も無く泣き崩れています。 怒りに震える犬夜叉、かごめに奈落の居場所を確かめさせます。 黒雲の中の穢れた真っ黒な四魂の玉、目掛けて破魔の矢を射るかごめ。 それを目指して冥道残月破を打つ犬夜叉。 黒雲がバッと薙ぎ払われた後に出現したのは、黒い結界。 その中から聞こえてくるのは奈落の声。 「救えなかったな、琥珀一匹の命すら・・・」=====奈落 「桔梗の光も死に絶えた。」===========同上 「琥珀の欠片は、わしの汚れに満ちている。」====同上 かごめの目に映る四魂の玉に桔梗の光は無い! 黒雲と共に立ち去っていく奈落を見送るしかない犬夜叉とかごめ。 己の不甲斐なさに拳を地面に叩きつける犬夜叉。 桔梗に続き琥珀まで! かごめも思いは同じ、涙してます。 その時、琥珀の首から光が! 丁度、欠片を失った場所から! 光は、更に輝きを増し、琥珀を包み込みます。 トクン・・・トクン・・・心臓の鼓動の音、命の証。 死んだと思っていた琥珀が目を開けました。 桔梗の光が、欠片を離れ、琥珀の命を救ったのでした。 奈落を滅するよりも琥珀の命を救う事を選んでくれたのです。 桔梗・・・・貴女は、何と偉大な巫女である事か! その優しさに、真の慈しみに、頭が下がる思いです。 どれ程、感謝の言葉を尽くしても足りません。 汚れた四魂の玉は、遂に、完成しました。 奈落との闘いは・・・私たちに託された――かごめの独白 今週は、此処まで、以下次号となります。 今週号は、「ケンイチ」の方で大きすぎる衝撃を受け、サンデー情報が、遅れました事を、お詫びします。 [0回]PR