ウワォ～～～第５４７話『斬る冥道』

先週号の飛刃血爪か、飛来骨のような形の今迄にないタイプの冥道によって破壊された硬質奈落（＝殿）。

冥道残月破を撃った犬夜叉自身も驚いています。

破壊された残骸の中に見えた黒い四魂の玉を目掛けて破魔の矢を射ようとするかごめ。

そうはさせじと奈落が、再び、瘴気の槍を！

かごめを庇う犬夜叉。

再び、身体を再生し始める硬質奈落（＝殿）。



場面は切り替わって、外部から奈落玉の様子を窺う刀々斎とノミ妖怪の冥加爺ちゃん。

新しい冥道の説明をしてくれます。

場面は元に戻って、再生し始めた硬質奈落を、再度、攻撃する犬夜叉。

今度は、硬質奈落を、頭部も残さず破壊。

しかし、それは同時に、自分達の足場（奈落の肉塊）をも破壊する事です。

一方、珊瑚と弥勒が居る部分も、同時に崩れ始め、アチコチから瘴気を流出させます。

気絶した珊瑚を抱き上げ脱出しようとする弥勒。

珊瑚だけでも生きて欲しいと願う、弥勒の強い思い。




雲母は（誰か、七宝でもいい　雲母を回収してくれぇぇぇぇぇ・・・）




はたまた、場面は変わり、今度は・・・・邪見！？！

崩れ始めた内部、噴き出す瘴気に、お得意の愚痴が出ます。



「や・・・やっぱり来るんじゃなかった・・・ずっと、一人ぼっちだしっ・・・」



この寂しがり屋め　一人じゃ寂しくて遣りきれない物だから、奈落ランドへの道行きも、七宝を巻き込もうとして、結果的に『ちびっ子三人衆』を形成。

イザ、奈落ランドに乗り込んだは良いのですが、殿の触手によって、サッサと篩（ふる）い分けされました。

琥珀は、ちびっ子三人衆の中で、一番、重要性が高い事もあって特別コース。
（触手の檻付き＝何かの折に利用する積もりだったと推測）

七宝、邪見は、【問題外】だったようです。

事実、七宝は、白夜に見つかっても捕まるドコロか、お咎め無し、と云うか・・・完全に無視されてました。

それだけでは有りません！　首尾良く逃げるようにまで云われてます。



また場面が切り替わります。

今度は、兄上、りんちゃん、琥珀、阿吽の御一行さま。

状況の変化から何かが起こった事を察知される兄上。

そして、当然、それを引き起こしたのは、犬夜叉であろうと見当を付けられます。

ならば、『この殺生丸が引導を渡してやろう』と、遂に、伝家の宝刀【爆砕牙】を発動されました



正直な話、まさか、此処で、兄上が、爆砕牙を使用されるとは思ってませんでした。

もっと、後での使用になるのではないかと予測してましたから。

意外に早かったので、少々、吃驚してます。

爆砕牙を使った以上、一気に、物語のスピードが加速すると思われます。




【爆砕牙】、それは、究極の破壊の刀。




それを使われたら最後、その破壊効果は、対象を斬った後も続き、その残骸を吸収した体をも破壊し続ける。

その様子を冷静に客観視していた白夜。



(殺生丸・・・とうとう使いやがったのか。）

この独白からも、白夜は、この激闘の行き付く先を悟っていたようです。

奈落が完全に破壊されれば、己も死ぬ、それすら既に達観しているかのような台詞です。

硬質奈落と同じ様に白夜の顔にも亀裂が走ります。ピシ・・・

こいつも、今迄、ブログでチョクチョク書いて来ましたが、本当に良く判らないキャラです。？（￣？￣）？×？（￣？￣）？

掴み所がないと云ったら好いのでしょうか・・・・。

神無ほど奈落に完全に従順という訳でもないし、かと云って白童子や魍魎丸（＝赤子）のように、奈落に取って変わろうなんて野心満々な訳でもない。

さりとて、神楽のように、奈落から、完全に自由になりたがってるとも思えないし、何とも『判断』に苦しむキャラなんですよ。



視点は、またまた、外部に切り替わります。

黒い奈落玉が、明らかに異変を、内部から壊れ始めました。

奈落玉は、それ自体、奈落その物。

その様子を見ていた楓が呟きます。

「奈落が壊れ始めた・・・？」

また、画面が切り替わります。

今度は、内部に戻って、邪見に、再度スポット

激しく崩壊を始めた奈落玉の中、異変に気付いた邪見の視界に飛び込んで来たのは・・・・邪見にとって『我が永遠の主、殺生丸様』

喜び勇んで、目をキラキラさせて飛び込んで行ったものの、其処はソレ、お約束の蹴り

兄上は、邪見の事など（ＯＵＴ　ＯＦ　眼中）意にも介さず、バキと蹴り飛ばし先を急がれます。

そして、邪見は、首尾良く、りんちゃんと琥珀を乗せた阿吽の許へ。



イヤ、実際には、兄上は、邪見を視界に入れておられたのかも知れませんが・・・。

この戦いの時に、貴様の事など構っておれるかと云う処でしょうか

でも、兄上に、頭をバキ！と蹴って頂いたおかげで、りんちゃんや琥珀を乗せてる阿吽の許に戻れたんだから。

良かったね、邪見　兄上には会えたし、これで、もう寂しくないよ。




爆砕牙の凄まじい効果音が、犬夜叉とかごめの居る巣の中心部にまで響いて来ました。

兄、殺生丸の気配に気付く犬夜叉。爆砕牙が使用された事を悟る弟。

「奈落！　おまえは、もう・・・再生できねえ！」



その台詞は、チョッと正しくないと思う。

そりゃね、爆砕牙の影響を受けた体を、そのまんま（東じゃない！）にしておけばね、中心部分もやられちゃうだろうけど。

実際には、殿は、自由に身体の組み換えが出来る御方だから、不用になった部分を、即、切り捨てれば良いだけの事。

まあ、その分、替えの妖怪（＝ストック）が減るけどね。



そうした犬夜叉の言葉を聞いてさえ、未だ、「ふっ・・・」とせせら笑う硬質奈落（＝殿）でありました。



（言ったはずだ、犬夜叉・・・たとえ、この奈落が滅びても四魂の玉は無くならないと・・・）その真意は


何となく・・・・「死なば諸とも、貴様らも道連れにして

くれよう！」って殿の意思を感じるんですがね。



不気味な決意を秘め、分身の白夜を待機させる殿・・・・以下次号です。