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犬夜叉 -完結編- 第08話 「星々きらめきの間に」

狒々の奈落
今回は桔梗の昇天編でした。
感想は、唯、一言、圧巻です。
原作終了時点で何としても見たいと願ったアニメ続編。
中でも冥界編に次いで見たいと思った今回の桔梗昇天編でした。
素晴らしい出来です。
今回ばかりは主役の犬夜叉やかごめでさえ添え物です。
桔梗の独壇場、イエ、奈落もですね。


蜘蛛の糸に穢された桔梗を手中にした奈落。
嘲るような口調とは裏腹に意中の女、桔梗を腕に抱いた嬉しさが滲み出てます。
原作連載時点でも感じましたが、殿の嬉しそうなことったら!
そんなに桔梗を抱けて嬉しいのか!?
そういえば思い出しました。
桔梗は浄化の巫女、通常なら奈落は、どう足掻いても桔梗を抱けないのです。
下手に近付きでもしたら浄化されてしまいますから。
原作中、一度だけ奈落が桔梗を腕に抱いたことが有りますが、あれは敵情視察の為、桔梗が敢えて浄化の力を発動させなかったのでしょう。
つまり、奈落が頑張って力を付ければ付ける程、一層、桔梗に近付けなくなる訳です。
誰よりも欲した女を抱くには相手を瘴気で穢さなければ触れることさえ叶わない。
物凄く皮肉な結果だと思いませんか。
頑張っても頑張っても報われない殿に哀れみさえ感じてしまいました。


犬夜叉が駆けつけてきた際も、奈落、猛烈に嫉妬炸裂です。
自分の腕の中で桔梗は息絶えるはずだったのに大幅に予定変更。
にっくき恋敵が桔梗を奪いに来てしまいました。
殿の悔しそうなこと悔しそうなこと!
ギリギリと歯噛みしそうな程です。
奈落を見ていると愛憎表裏一体の見本を見ているかのようです。
愛しければ愛しいほど、その分憎しみも強いのだと思い知らされるかのようです。
怖いですねぇ~~~つくづく愛憎って安易に扱えないと感じました。
世に痴情のもつれが絶えない訳です。


アニメ完結編の映像は最初から実に綺麗ですが、今回は、また格別でした。
特に真っ赤な夕日を背景にした画像の美しさは本当に見事です。
こういうのを実際に見るとアニメって、やっぱり素晴らしいと思います。
原作は白黒ですから、色目については想像するしか有りません。
カラーの迫力って本当に凄い。
桔梗の魂が天に帰っていくシーンも、とっても綺麗です。
音楽と相まってジーンと切なくも美しく胸に迫ってきます。


犬夜叉ワールドきっての美女、桔梗。
美しさ、霊力の高さ、文字通り高嶺の花の桔梗です。
そんな桔梗が、遂に本来の世界(あの世?)へ戻っていきます。
犬夜叉と最後の別れを交わして。
桔梗は、実際には五十年前に死んでいます。
七人隊と同じく死人(しびと)ですから、今更、『死ぬ』って表現するのは可笑しいですね。
ですから、管理人は、桔梗の場合は『昇天』と表現してます。
鬼女、裏陶(うらすえ)に無理矢理、甦らせられた桔梗。
それでも、結果的には良かったのではないかと思います。
前回では出来なかった犬夜叉との別れを今回はチャンと出来たのですから。
犬夜叉への恋慕、未練、怨み、全ての情念が昇華され、今度こそ安らかに眠れると思います。


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最後に今回は全く期待してなかった兄上とりんちゃん、邪見を見れて満足です。
それから、琥珀は、ついでです!
今回の桔梗昇天編でさえドキドキしたのに、次回は、殺りんファンが待ちに待った冥界編。
原作連載時は、狂喜乱舞、欣喜雀躍してた、あの冥界編です。
同人誌、顔負けの夢の展開を殺りんファンに見せてくれました。
当時、異常なまでのハイテンションで脳内麻薬エンドルフィンがバンバン出まくっていた、あの冥界編なんです。
イヤ~~~~もう、来週は絶対にキャ~~キャ~~~喚きながら視てるんでしょね。
萌え萌えの嵐に襲われてるんじゃないでしょうか。


不覚にも管理人、風邪をひいてしまいました。
鼻はズビズビ、喉は痛い、咳はコンコン、軽い頭痛までしてます。
ですから、今回の記事は、どうも纏まりが悪いです。
皆さま、悪しからず御了承下さいませ。

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